1. お車ユーザーの豆知識

バンパーの傷の状態で修復方法は変わる!自分でできる修復手順を解説

バンパーの傷の状態で修復方法は変わる!自分でできる修復手順を解説

大切にしている車ほど、バンパーについたわずかな傷でも気になるものです。ただ傷の状態によっては自分でも修復できそうなものもあります。ただ大切なのは、費用もさることながら仕上がりの美しさです。

ここではバンパーについた傷の種類と、美しく修復する手順、注意点を解説します。

バンパーに傷がつく原因

バンパーにキズ傷がつく原因

ただバンパーの傷といっても、傷にはいくつもの種類があります。大きさや深さ、バンパーだけでなくボディやホイールにまで及ぶと、修復する手間やお金の負担まで大きくなるでしょう。

ここでは、まずバンパーの傷を見分けるために、その種類と原因を解説します。

障害物にぶつけてしまった

バンパーに傷をつける原因で多いのは、ギリギリの幅を、しかもハンドルを切りながら通行するときでしょう。たとえば塀にはさまれた狭い道で、十字路を右折・左折するときです。サイドが傷つかないよう意識するあまり、右折なら左前方の、左折なら右前方のバンパーを塀にこすってしまうことはあります。

それがさらにバックでの駐車ならなおさらです。よほど慣れていても、何回も駐車しているうち1度くらいはぶつけてしまっても仕方ないといえます。

また駐車場から道路に出るときの縁石や段差にも注意が必要です。車に乗り込む前は、慌てず周囲をよく確認しましょう。

走行中の飛び石

一方高速道路やバイパスなど車が高速で走行する道路では、大型トラックやダンプなど他の車のタイヤが跳ね飛ばした石や、路上に落ちているゴミなどが当たることもあります。この場合、バンパーに当たるくらいならまだいい方で、窓ガラスは割れたりボディがへこんだりするため大変危険です。

しかし走行中の飛び石は避けようがありません。対処法になり得るのは、高速で走行するときこのような大きな車と距離を取ることくらいです。また砂利や小石の多い道路を避ける、そのような道路ではあまり速度を出さないことである程度は避けられます。

いたずら

やはり不可抗力として、避けられないのがいたずらによる傷です。いたずらはまだ善悪のわからない子どもだけがするものではありません。普段のうっぷんを晴らすための憂さ晴らしや、傷がつくことで慌てさせることを目的とする愉快犯などもあり得ます。

いたずらによる傷は、残念ながら犯人が特定できず修復にかかった費用を賠償してもらえない可能性も少なくありません。多くの場合自腹や、保険料アップを覚悟して保険で修復する、いわゆる泣き寝入りとなってしまいます。

急な坂道などでのリアオーバーハングの考慮不足

リアオーバーハングとは、車のボディのうち後輪より後ろの部分をいいます。セダンやステーションワゴンのようにリアオーバーハングが長い場合はとくに注意が必要です。上り下りが急な坂道を高速で走行するとボディ全体が下がり、ボディの下側やバンパーをこすって傷つくことがあります。

傷つかないためには坂道でのボディの下がり具合を考慮して走行することが大切です。とはいえ坂道では予想以上に高いスピードを出してしまうことがあります。あまり慣れない道路、とりわけ坂道が多そうな道路では、あまりスピードを出さずに運転するよう努めましょう。

バンパーの傷は早めの修理がオススメ

バンパーの傷は早めの修理がオススメ

何年も車に乗っていて、バンパーに少しも傷がないという方はあまりいないかもしれません。それくらい車、とくにバンパーは傷がつきやすいといえます。

しかしだからと言って「あまり目立たないから」「小さな傷だから」と放っておくのはオススメできません。ここではバンパーの傷を早めに修理した方がいい理由と費用について解説します。

放置すると状態を悪化させる可能性がある

バンパーの傷を放置すると起こる問題の1つが、見た目が悪くなることです。今どきの新車のバンパーは、金属ではなくポリプロピレンのような樹脂素材でできているため、傷がついてもさびることはなく、実害はありません。

ただ破損したバンパーに次のような特徴がある場合は要注意です。

  • ヘッドライトやフォグランプなどのパーツが埋め込まれている
  • リアバンパーがマフラーと合体している

それはこれらのパーツが、バンパーの傷や割れによって雨水や汚れが浸入することで、さびたり動作しなくなったりする場合があるからです。またダメージがフレームにまで及ぶと、ボディの強度を下げてしまうこともあり得ます。これらが重大な事故の原因になりかねないと考えれば、バンパーの傷もできるだけ早くに修理する方が安心です。

バンパーの傷を修復するときの費用相場

早めに修理した方がいいとはいえ、かかる費用が予想以上に高額なら難しくなるものです。バンパーの傷は大きく3つに分けられ、それぞれかかる費用の相場は異なります。

  • 障害物との接触や縁石の乗り上げでできたこすり傷:1万〜4万円程度(傷が20cm以内の場合)
  • 飛び石や電柱などとの衝突によるへこみ傷:3万〜5万円程度(傷が20cm以内の場合)
  • 割れなど損傷が激しく修理では対応できない場合:5万〜20万円程度(新品バンパーの代金と工賃)

バンパーの傷は、とくに樹脂についた場合「自分で修理できそう」と感じるかもしれません。しかし修復には傷の見極めや種類ごとの適した修復方法、素材やテクニックが必要です。確実な見込みがない限り、業者に任せた方が安心できます。

バンパーの傷も車両保険の対象

修理費用がかさむようなら、保険を使うという方法もあります。自損によるバンパー傷の修復で使えるのは損害保険のうち車両保険です。車両保険には「一般型」と「エコノミー型」があります。自損事故や自転車との接触、相手が不明の当て逃げによる修理にも使えるのは一般型の車両保険です。

エコノミー型は保険料が安くすむため人気はありますが、一般に補償される範囲が狭く、いざというとき十分な保険金を受け取れない可能性があります。

より保険料を抑えるため、車両保険に加入していないドライバーも多いようです。加入している保険が車両保険に加入しているか、加入していれば一般型かエコノミー型かは、まだ万が一が起きていない今、ぜひ確認しておきましょう。

バンパーの塗装における4層構造とは?

バンパーの塗装における4層構造とは?
バンパーの塗装は「クリア層」「カラー層」「下地層」「ボディ」の4層構造に分かれています。バンパーに傷を付けてしまったとき、塗装のどの層まで傷付いているかによって、コンパウンドやタッチペンなどDIYでの修復で対応可能な場合と、対応できない場合があります。まずは、4層に分かれているバンパーの塗装の構造について解説しましょう。

1.クリア層

バンパーの塗装で、もっとも表面に位置している層は「クリア層」です。クリア層は、バンパーの塗装面を保護して、ツヤ出しする働きがあります。

塗装の最上部になるため、少しのことでも傷付きやすいのが特徴です。クリア層は洗車時や駐車時に草や低木に触れることなどでも、傷が付くことがあるのがあります。

クリア層の傷は、自分で修復しても比較的費用をかけずに目立たない状態に戻せます。

2.カラー層

クリア層のすぐ下にある層は、車のカラーを決めている「カラー層」です。カラー層は抗酸化性の高い樹脂に顔料を入れて色を作っています。

カラー層まで傷付いてしまった場合は、コンパウンドなどの傷消し材で目立たなくするので、カラー層の傷も比較的安く修復することが可能です。

3.下地層

カラー層の下にある層は、「下地層」です。下地層には、カラー層をきれいに定着させる働きがあります。下地層まで傷が達してしまうと傷の補修をする際、下地処理から始めなければなりません。

下地処理から傷の補修をする場合は、傷自体の深さを確認して丁寧に処理を行わなければ、傷ついた箇所から浸水し、サビの原因となります。

4.ボディ

バンパーの最下層にあたる層は、「ボディ」です。まんべんなくボディの隙間に塗料が入るようになっており、車自体をサビから守る役割があります。

ボディまで達した傷はほとんどの場合、自分で修理できないと考えておく方が無難です。深い傷がついてしまった場合は、なるべく早い段階で専門業者へ修理依頼すると、サビなどの二次トラブルを防止できます。

バンパーの傷を自分で直す3つの方法

バンパーの傷を自分で直す3つの方法

うっかり付けてしまったバンパーの傷は、程度によっては自分で直すことも可能です。ここでは自分でバンパーの傷を直す方法を3つに分けて必要な道具や手順を詳しく解説します。

直せる傷はDIYで修復に挑戦しましょう。DIYで修復する場合、修理業者へ依頼するよりもリーズナブルな費用で傷や凹みを元通りな状態へと近づけられます。

1.コンパウンドを使った修復

バンパーの傷のうち比較的軽度な傷なら、コンパウンドを使うという方法があります。コンパウンドとは表面を磨くための研磨粒子、いわゆる研磨剤です。研磨粒子だけでは傷が深くなってしまうため、液体やペースト状のものと配合させて使います。

コンパウンドは浅い傷の修復に使う

コンパウンドは、バンパーの傷の周囲を磨くことで傷を目立たなくする、つまり傷を消してくれます。

ただコンパウンドは配合されている研磨粒子の大きさによっていくつも種類があり、傷の深さや大きさなどによって使い分けることが大切です。浅い傷には小さめの粒子のものを、深い傷には大きめのものを使うと効率よく傷を消せます。

そのためバンパーの損傷が傷以上のへこみや割れの場合は修復できません。

コンパウンドによる修復の手順

コンパウンドによって研磨し傷を消す手順は次の通りです。

  1. 水に浸して固く絞ったスポンジに、コンパウンドを少量取る
  2. 傷に並行するよう、優しく直線状に研磨する
  3. 傷とその周辺を集中的に研磨する
  4. 10回ほど研磨した後、ウエスで拭き取って状態をチェックする
  5. 3と4を、傷が目立たなくなるまで繰り返す
  6. 傷が目立たなくなったら細かい粒子のコンパウンドで仕上げる
  7. コンパウンドを洗い落とし、コーティング剤やワックスをかけて完了

研磨した部分は塗装の表面を削るため、水や汚れに対して無防備になっています。最後はコーティング剤やワックスで保護しましょう。

コンパウンドを使うときの注意

コンパウンドを使うときは、傷を一気に落とすのではなく、状態を確かめながら少しずつ研磨することが大切です。深く見えても、実は接触した相手の塗料が付着していただけかもしれません。研磨しながら、傷の変化を見ながら研磨しましょう。

またボディが熱い状態での研磨は、傷を消すどころか研磨傷を増やしてしまいます。研磨する部分を十分冷ましてから、日陰で作業するのがオススメです。

2.パテを使った修復

傷がやや深く、コンパウンドで修復できない場合には、パテを使ってみましょう。パテとは、深い傷やへこみによる段差を埋めて、元の状態に整えるために使う補修製品です。

凹み傷はパテで埋めて修復する

パテは大きく2種類に分けられ、それぞれ適切な傷の種類が違います。

  • 厚づけパテ:鉄板と密着性が高く、乾燥しても収縮しにくい 直径10cmまでかつ深さ2cmいないのへこみ傷に適している
  • うすづけパテ:深さ2mm以内の線傷や小傷を埋めるために使えるが、乾燥すると収縮するため範囲が広い、または傷が深い場合は不向き

そのためパテは使う前に、まず傷の種類や状況を見極める必要があります。

パテによる修復の手順

パテによる修復の手順は、次の通りです。

  1. 修復する部分の汚れを落とし、傷の凹凸を磨いて油分を取る
  2. 他の部分を新聞紙で覆い、塗料下地をスプレーする
  3. パテを塗って凹凸を磨きなめらかにする
  4. 表面の油分を取り、塗料下地を2〜3回スプレーする
  5. なめらかになるまでサンドペーパーで磨く
  6. 油分を取り、ぼかし剤をスプレーする
  7. カラー塗料を薄く何度もスプレーする
  8. クリア塗料を薄く何度もスプレーし、1週間ほどかけて乾燥させる

完全に乾くまでは、修復した部分に物が触れるとあとが残ってしまいます。乾燥するまで車は、ガレージなど静かな場所に置くとよいでしょう。

3.タッチペンを使った修復

傷がごく小さく、費用を抑えるために業者に依頼しない場合は、タッチペンを使う方法もあります。タッチペンはペンの形に似た、塗料を筆で塗るタイプ補修製品です。タッチアップペンまたはタッチペイントと呼ばれることもあります。

タッチペンでの修復は難易度が高め

タッチペンはペンのように、筆先から直接塗料を塗布できるため、バンパーの塗装のはげも簡単に目立たなくできます。メーカーごとに純正品として、さまざまなボディーカラーのタッチペンがあり、まったく同じカラーでの塗装も可能です。

またタッチペンで塗った塗料には、ボディの金属部分を雨水や汚れから保護する効果があるため、金属製バンパーの修復にも適しています。

タッチペンによる修復の手順

タッチペンでとりあえず傷を隠したい場合の手順は、次の通りです。

  1. 傷とその周辺の汚れを落とし、ささくれを削る
  2. 油分を落とす
  3. 点を打つように、タッチペンの塗料で傷を埋める

ボディのカラーがシルバーで下地が黒といった場合は、これだけで傷を目立たなくできます。バンパーを水や汚れから守ることも可能です。

自分では直せなかった場合の3つの対処法

自分では直せなかった場合の3つの対処法
先に解説したDIYでの修復ができなかった場合の対処法はカーディーラー、カー用品の販売店、板金塗装の専門業者などの業者に依頼することです。それぞれの業者について解説します。

自分で直せる程度の傷の場合は、バンパーを車体へ取り付けたまま対処可能です。しかし、一旦取り外した上で修理を行わなければならないほどの大きな傷をDIYで直すのは至難の技です。自分で直せないと判断した場合はプロの整備士が常駐している業者に相談しましょう。

1.カーディーラー

自分が所有している車のカーディーラーへ修理依頼すると費用は高額になってしまいがちです。しかし、純正の部品を使用した修理や車種自体への知識、取り扱い回数の多さを含めて高い安心感を得られます。

バンパーの取り外しが必要な修理でも、作業に伴うセンサーの取り付け・確認も安心して任せることが可能です。

2.カー用品の販売店

カー用品の販売店で対応してくれる修理は、傷の大きさや深さごとに料金設定されていることが多く、修理費用のわかりやすさが特徴です。販売店がオープンしている時間帯であれば気軽に依頼できる点がメリットといえます。

しかし、販売店によって設備の充実度合いにばらつきがあり、傷の大きさや深さによっては修理自体を断られる場合もあります。

3.板金塗装の専門業者

板金塗装の専門業者は、「傷修理のプロ」と言えます。豊富な修正実績があり、高い技術できれいな状態に戻してくれるでしょう。一目見ただけでは修理できるのか不安に感じるような傷だとしても、対応してくれる場合がほとんどです。

注意点は、板金塗装の業者によって得意分野が異なったり、技術力が違ったりするため、依頼する業者をしっかりと選ばなければならない点です。

修理費用が高くつくなら売却や廃車も検討

修理費用が高くつくなら売却や廃車も検討

日常的に運転する人であれば、バンパーに傷を付けたり、凹ませてしまったりといったことは誰にでも起こり得ます。あまりにも修理費用が高くつく場合は、売却や廃車も検討した方がよい場合もあるでしょう。

廃車しようと考えたときは、廃車引き取りを専門とした業者に依頼すると面倒な手続きも代行してくれます。LINEで無料査定を行うサービスもあり、写真を撮って車の情報を送るだけでかんたんに査定が可能です。

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