SCIENCE COLUMN
雨の日は燃費が落ちる?
天気・気温・標高が車に与える「理系の真実」
「今日はなんだかエンジンの回りが重いな…」
それは愛車の調子だけではなく、周りの「空気」が原因かもしれません。
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🌧️ 雨天時は燃費が5〜10%悪化する
雨の日は「抵抗」が劇的に増えるトリプルパンチ状態です。
走行抵抗の増加
タイヤが路面の水を跳ね除ける際に大きな抵抗が発生。さらに雨の日は空気の密度が高くなり、空気抵抗そのものも増加します。
電装負荷の増大
ワイパー、ヘッドライト、そして窓の曇りを取るデフロスター。これらをフル稼働させることで発電機(オルタネーター)が重くなり、エンジンに負荷をかけます。
🌡️ 気温が10℃下がると空気圧も下がる
「10℃の低下 = 約0.1kg/㎠の低下」
空気は冷えると収縮する性質があります。秋から冬にかけて、
何もしていなくてもタイヤの空気圧は下がっていきます。
空気圧が低い=転がり抵抗が増えるため、これも燃費悪化の大きな原因に。
季節の変わり目は、こまめなチェックが理にかなった節約術です。
⛰️ 標高1,000mで出力は10%ダウン
山の上は酸素が薄くなります。エンジンは「ガソリンと酸素」を混ぜて爆発させる装置。
酸素が減れば、当然パワーも落ちます。
標高が高くなると気圧が下がり、空気が薄くなります。その結果、充填効率が低下。
特に自然吸気(NA)エンジンでは、坂道を登るパワー不足を顕著に感じるようになります。
環境の変化は「不調」を暴き出す。
雨の日のパワー不足や冬場の燃費悪化は物理現象ですが、それが「想定以上に酷い」場合は、
お車の劣化が進んでいるサインかもしれません。
「最近の天気に愛車がついていけていないな」と感じたら、それは乗り換えを検討する一つの論理的なタイミングと言えます。