希望ナンバーとは?メリットと特徴
好きな番号が選べる仕組み
希望ナンバー制度とは、自動車のナンバープレートに任意の数字を選んで取得できる制度です。
数字は原則として4桁まで選ぶことができ、たとえば誕生日や記念日、ラッキーナンバーなど自分にとって意味のある番号を付けることが可能です。
番号を選べる仕組みは、事前に「希望番号予約センター」やオンラインサービスで希望番号を申し込むことで成立します。
人気の高い番号は抽選となる場合もあり、希望通りに取得できるかはその抽選結果次第です。

希望ナンバーでできること・できないこと
希望ナンバー制度を利用すると、自分だけのオリジナル番号をナンバープレートに設定できます。
しかし、すべての数字が自由に選べるわけではなく、既に使用中の番号や地域の規則で利用できない番号もあります。
また、希望ナンバーは普通車や自家用軽自動車が対象で、事業用軽自動車や二輪車は原則として対象外です。
さらに、抽選対象番号など人気の番号については、申し込んでも必ず取得できるわけではないため、希望番号の選択には制限や運の要素もあります。
希望ナンバーの申し込み条件・対象車種
対象となる車・対象外の車
希望ナンバー制度の対象になるのは、登録自動車(普通車)と自家用軽自動車です。これらの車はナンバーの番号を任意で選べます。
一方、事業用軽自動車や二輪車(バイク)は原則として対象外となっており、希望ナンバーを取得することはできません。
また、ナンバーの種類によっても制限があり、特定の地域限定番号や図柄入りナンバーは条件が追加される場合があります。
新車購入・名義変更・再交付時の条件
希望ナンバーを申し込めるタイミングは、以下のケースが基本です。
- 新車を購入したとき
- 中古車を購入して名義変更を行うとき
- ナンバープレートが破損・紛失したときの再交付時
これらの条件を満たした場合にのみ、希望番号制度を利用してナンバーを取得できます。
なお、事前に「希望番号予約センター」やオンライン申し込みを行わないと、運輸支局や軽自動車検査協会で交付は受けられませんので注意が必要です。
希望ナンバーの取得方法
販売店に依頼する場合の手続き
新車や中古車を購入する際、販売店に希望ナンバーの取得を依頼するのがもっとも手軽です。
購入時に「希望ナンバーを付けたい」と伝えれば、販売店が申請から交付手続きまで代行してくれます。
手数料やナンバープレート代金は販売店により異なりますが、手間をかけずに確実にナンバーを取得できるのがメリットです。
自分で予約センター・Webから申請する方法
自分で希望ナンバーを取得する場合は、「希望番号予約センター」や公式Webサイトから事前申請が必要です。
手順は以下の通りです。
- 希望番号の候補を決める
- 希望番号予約センターまたはWebサービスで申込
- 交付手数料の支払い
- 運輸支局または軽自動車検査協会でナンバー交付・取り付け
申請時には車検証や身分証明書が必要で、料金はナンバーの種類によって3,000円~5,000円程度が目安です。
また、人気の番号(抽選対象番号)は当選しないと交付されないため、抽選結果を確認して再申請が必要になる場合もあります。

全国共通抽選番号と地域別抽選番号
人気の高い希望ナンバーは抽選で決まります。
抽選には「全国共通番号」と「地域別番号」の2種類があります。
- 全国共通抽選番号:特に人気が集中する番号で、全国どこでも抽選が行われます。
例:1、7、8、88、333、555、777、888、1111、3333、5555、7777、8888 - 地域別抽選番号:各都道府県ごとに人気のある番号を地域独自で抽選します。
全国共通番号とは別で、各地域の予約センターが管理・抽選を行います。
つまり、人気番号を狙う場合は、自分の希望番号が全国共通か地域限定かを確認して申込みする必要があります。
抽選のタイミングと結果の確認方法
抽選は原則毎週月曜日に行われ、当選結果はメールやWebサービスを通じて通知されます。
当選した場合は、交付可能期間内に希望番号予約センターで「予約済証」を受け取り、運輸支局や軽自動車検査協会でナンバープレートを交付してもらいます。
期間内に受け取りができないと当選権が無効になるため、スケジュール管理が重要です。
落選時の再申し込みルール
残念ながら抽選に外れた場合でも、毎週再申し込みが可能です。
再申し込みの際も同様に月曜日までに申請を完了する必要があります。
ただし、引っ越しや名義変更などナンバー変更に期限がある場合は、抽選結果を確認しつつ余裕を持って申請することが推奨されます。
希望ナンバー取得にかかる費用と注意点
交付料金の目安(一般・抽選・特殊番号)
希望ナンバーの交付料金は、選択する番号の種類や車種によって異なります。
一般的な目安は以下の通りです。
- 一般希望番号(抽選対象外): 約3,000円〜5,000円
- 抽選対象希望番号(人気番号): 約3,000円〜5,000円、抽選当選時のみ交付
- 特殊番号や図柄入りナンバー: 車種やデザインにより5,000円〜9,000円程度
交付料金にはナンバープレート代と手数料が含まれています。
費用の支払いタイミングと注意点
費用の支払いは、希望番号が確定した後に行います。
抽選対象番号の場合は、当選した時点で交付料金を支払う必要があります。
外れた場合は料金は発生せず、再抽選に申し込むことが可能です。
また、支払い方法は窓口での現金払いが一般的ですが、一部の予約センターではクレジットカードやオンライン決済が利用できる場合もあります。
申請前に支払い方法を確認しておくと、スムーズに手続きを進められます。
抽選で希望ナンバーを狙うコツ・ポイント
申し込み期限・曜日・時間の重要性
希望ナンバーの抽選は、全国の抽選対象番号と地域別の抽選番号で毎週決まった曜日に実施されます。
ほとんどの運輸局や予約センターでは、日曜日の夜までに申し込みを完了しておくことが必須です。
締切時間を過ぎると翌週の抽選に持ち越されるため、早めの申し込みが当選確率を高めるポイントです。
また、申し込みの際は受付が集中することもあるため、可能であれば早い時間帯にオンライン申請を完了しておくと安心です。

人気番号の傾向と戦略的選び方
人気番号の傾向
- 数字の並びや語呂が覚えやすいものは人気になりやすい
全国共通抽選番号の例
7
8
88
333
555
777
888
1111
3333
5555
7777
8888
戦略的な選び方
- 誕生日や記念日など、自分に意味のある数字を少しアレンジして申請
- 少し変化させることで、当選しやすくなる場合がある
- 全国共通番号と地域別番号の違いを把握して申し込む
まとめ:希望ナンバーで個性を演出しつつ安全手続きを
人気番号は抽選になる点に注意
希望ナンバーの中でも人気の番号は、全国共通または地域別で抽選が行われます。
当選するまで取得できないため、人気番号を狙う場合は申し込みのタイミングや再申請のルールを把握しておくことが大切です。
人気番号以外は比較的スムーズに取得できますが、早めに申請しておくと安心です。
手続きと費用を把握してスムーズに取得しよう
希望ナンバーの取得には、事前申請・交付手続き・交付料金の支払いなどが必要です。
事前に必要書類や料金を確認しておくことで、運輸支局や軽自動車検査協会での手続きがスムーズに進みます。
また、人気番号や特殊番号の場合は、抽選や追加料金が発生することもあるため、計画的に準備しましょう。
希望ナンバーを利用することで、車に個性を持たせつつ安全かつ効率的にナンバープレートを取得できます。








