1. お車ユーザーの豆知識

車の異音を感じたら要注意!部位別の注意すべき異音を詳しく紹介

車の異音
目次
  1. 1. 車からの「異音」はトラブルの予兆?放置が招く重大なリスク
  2. 2. 【エンジン周り】特に注意すべき3つの異音パターン
    1. 2.1 ゴロゴロ・ガラガラ:エンジンオイル不足や内部パーツの摩耗
    2. 2.2 カンカン・キンキン・カリカリ:オーバーヒートや深刻な不具合
    3. 2.3 キュルキュル:ベルトの劣化や緩みによるトラブル
  3. 3. 【足回り】安全性に直結!放置厳禁な5つの異音パターン
    1. 3.1 甲高いキーキー:ブレーキパッドの限界と交換時期
    2. 3.2 ゴトゴト・ボコボコ:サスペンションやダンパーの寿命
    3. 3.3 ゴー:ハブベアリングの摩耗やブレーキの錆び
    4. 3.4 シャーシャー:ローターへの干渉やブレーキの引きずり
    5. 3.5 ハンドルを切るとゴトゴト:ドライブシャフトの致命的な損傷
  4. 4. 【排気系】騒音や環境問題に!注意すべき4つの異音パターン
    1. 4.1 ブオー:マフラーの腐食による穴あきや排気漏れ
    2. 4.2 ザワザワ:遮熱板の緩みや固定部品の劣化
    3. 4.3 カラカラ:触媒(キャタライザー)の破損と環境への影響
    4. 4.4 カンカン:排気システムの歪みやパーツの干渉
  5. 5. その異音、直すべき?手放すべき?修理費用の「損益分岐点」
    1. 5.1 修理見積もりが10万円を超えたら「廃車・売却」がお得なワケ
    2. 5.2 廃車ひきとり110番なら、異音・不調のある車もそのまま高価買取
    3. 5.3 異音が出るほど古い車は、一箇所直しても「連鎖故障」が起きやすい
  6. 6. まとめ:異音を感じたら手遅れになる前に「愛車の本当の価値」を確認しよう

1. 車からの「異音」はトラブルの予兆?放置が招く重大なリスク

走行中やエンジン始動時に聞こえてくる「いつもと違う音」。単なる不快感だけでなく、実は車が発するSOSサインかもしれません。
異音を放置すると、突然の走行不能や事故、さらには修理代が数十万円に跳ね上がることもあります。
まずは部位ごとに、どのような音が「危険なサイン」なのかを正しく把握しましょう。

2. 【エンジン周り】特に注意すべき3つの異音パターン

エンジンは車の心臓部です。ここから聞こえる異音は、たとえ小さくても「致命的な故障」の前兆である可能性が極めて高いです。
「いつもと違う音がするけれど、まだ走れるから」と放置すると、最悪の場合、走行中にエンジンが焼き付き、二度と動かなくなってしまいます。
特に警戒すべき3つの音とその正体を詳しく解説します。

エンジン異音

2.1 ゴロゴロ・ガラガラ:エンジンオイル不足や内部パーツの摩耗

エンジンをかけた時やアイドリング中に「ゴロゴロ」「ガラガラ」と重低音の混じった音が聞こえる場合、エンジン内部の潤滑不良が疑われます。

⚠️ 放置した場合の末路

エンジンオイルが不足しているか、長年の放置でドロドロに劣化し、金属パーツ同士が直接こすれ合っています。
そのまま走り続けると「エンジン焼き付き」を起こし、修理代は中古車が買えるほどの高額(30万円〜)になります。

まずはオイルレベルゲージを確認し、オイルが極端に減っていないかチェックしましょう。
もしオイルがあるのに音が消えないなら、内部のベアリング等が寿命を迎えているサインです。

2.2 カンカン・キンキン・カリカリ:オーバーヒートや深刻な不具合

走行中に「カリカリ」という乾いた音や、金属を叩くような「カンカン」という高い音が聞こえたら、それはエンジンが発する最終警告です。

走行中異音

  • オーバーヒート:冷却水不足でエンジンが異常高温になり、金属が膨張して叩き合っている。
  • ノッキング:燃料の異常燃焼により、ピストンやシリンダーがダメージを受けている。

特に温度計の針がH(ホット)に近づいているなら、直ちに安全な場所に停めてエンジンを切ってください。
無理に走行を続けるとエンジン本体が歪み、修理不能な「全損」状態になってしまいます。

🔗 より詳しい情報はこちら

オーバーヒートしてしまった場合の対処法は、以下の記事で解説しています。

➤車のオーバーヒートした時に絶対にやってはいけない5つのこと

2.3 キュルキュル:ベルトの劣化や緩みによるトラブル

エンジン始動時やアクセルを踏んだ時に「キュルキュルッ!」と鳴り響く音。これはファンベルトなどの「ベルト類の滑り」が主な原因です。

ゴム製のベルトが経年劣化で硬くなったり、伸びて緩んだりすることで発生します。「温まれば音が消えるから」と放置するのは厳禁です。
走行中にベルトが切れると、発電が止まったりハンドルが急に重くなったりするため、大事故に繋がりかねません。

ベルト交換だけで済めば数千円〜1万円程度ですが、ベルトを回している「プーリー」という部品まで壊れていると、修理費はさらに膨らみます。

アクセル

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3. 【足回り】安全性に直結!放置厳禁な5つの異音パターン

ハンドルやブレーキ、タイヤ周辺から聞こえる異音は、命に関わる「走行不能」のサインかもしれません。
足回りのパーツは消耗が激しく、特に10年・10万kmを超えた車では複数の箇所が同時に寿命を迎えることも珍しくありません。
安全性を損なう前に、注意すべき5つの音をチェックしましょう。

3.1 甲高いキーキー:ブレーキパッドの限界と交換時期

ブレーキを踏んだ時に「キーキー」と鳴るのは、ブレーキパッドに付いているウェアインジケーター(残量警告板)がディスクに当たっている音です。

ブレーキを踏んだ異音

⚠️ 放置すると修理代が数倍に!

パッドが完全に無くなると、土台の金属がディスクローターを直接削り始め、音は「ゴリゴリ」に変わります。
パッド交換(約1万円)で済んだはずが、ローター交換も含めて3万円〜5万円以上の出費になってしまいます。

3.2 ゴトゴト・ボコボコ:サスペンションやダンパーの寿命

段差を乗り越えた際に「ゴトゴト」「ボコボコ」と響くのは、サスペンション(ショックアブソーバー)のオイル漏れや、取付部のゴム(ブッシュ)の劣化が原因です。

乗り心地が悪くなるだけでなく、ブレーキ時の制動距離が伸びるため、非常に危険です。
これらを一新するには、部品代と工賃、さらにアライメント調整費用を含めると10万円〜20万円もの見積もりが出ることもあります。

3.3 ゴー:ハブベアリングの摩耗やブレーキの錆び

走行中、速度に比例して「ゴー」という音が大きくなるなら、タイヤの回転軸にある「ハブベアリング」の摩耗が疑われます。

放置すると走行中に異音だけでなく振動が発生し、最悪の場合はタイヤがロックしたり脱落したりする恐れがあります。
また、長期間放置した車の場合、ブレーキディスクが真っ赤に錆びてしまい、この音が鳴り続けることもあります。

3.4 シャーシャー:ローターへの干渉やブレーキの引きずり

かすかに「シャーシャー」と擦れる音が聞こえる場合、ブレーキの引きずり(ピストンの固着)や、バックプレートの干渉が考えられます。

ブレーキが常に軽くかかったままの状態になるため、燃費が極端に悪化し、ブレーキシステムが異常高温(フェード現象)を起こして突然効かなくなる恐れがあります。

3.5 ハンドルを切るとゴトゴト:ドライブシャフトの致命的な損傷

交差点を曲がる時や車庫入れでハンドルを切った際に「ゴトゴト」「パキパキ」と音がするのは、駆動力を伝える「ドライブシャフト」の異常です。

ハンドルを切ると異音

🔍 ドライブシャフト故障の現実

原因の多くは、継ぎ目を保護する「ブーツ」の破れによるグリス漏れ。
音が鳴り始めた時点で手遅れであり、アッセンブリー交換(部品丸ごと交換)が必要です。
修理代は片側だけで2万円〜5万円。左右両方となると、古い車の査定額を軽々と上回る出費となります。

※ドライブシャフトの故障について
詳しくは ドライブシャフトの故障の原因と対処法 でも解説しています。

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4. 【排気系】車検に通らない!注意すべき4つの異音パターン

マフラーなどの排気システムから聞こえる異音は、周囲への迷惑になるだけでなく、放置すると「有害物質の垂れ流し」「車検不適合」を招きます。
排気系は常に高熱と外気(湿気)にさらされているため、内側と外側の両方から腐食が進みやすい過酷な部位です。
代表的な4つの異音パターンとその深刻度を解説します。

4.1 ブオー:マフラーの腐食による穴あきや排気漏れ

加速するたびに「ブオー」「ボボボ」と改造車のような重低音が響く場合、マフラーに穴が開いている(排気漏れ)可能性が非常に高いです。

マフラーの腐食

⚠️ 放置が危険な理由

  • 車検不合格:音量規制値を超えるため、絶対に車検に通りません。
  • 毒ガスの流入:漏れた排気ガス(一酸化炭素)が車内に入り込み、中毒を起こす危険があります。

最近の車はマフラーの一部だけを直すことが難しく、マフラー全体の交換で5万円〜10万円以上の出費になることもあります。

4.2 ザワザワ:遮熱板の緩みや固定部品の劣化

発進時やアイドリング中に「ザワザワ」「ジャラジャラ」と何かが震えるような音がする場合、排気管を守る「遮熱板」が緩んでいるかもしれません。

原因の多くは、マフラーを吊っているゴム(マウントリング)の劣化や、ボルトのサビによる折損です。
初期段階なら数千円の調整で済みますが、「音がする=それだけ下回りのサビが進行している」という証拠でもあります。

4.3 カラカラ:触媒(キャタライザー)の破損と環境への影響

マフラーの真ん中あたりから「カラカラ」「ガラガラ」と乾いた音が聞こえたら、それは「触媒(キャタライザー)」の内部崩壊かもしれません。

足回り異音

💰 実は「お宝」?触媒の価値と修理代

触媒は排気ガスをクリーンにする装置で、内部にパラジウムやプラチナなどの希少金属が含まれています。
そのため、新品交換は10万円〜20万円と非常に高額です。
「直すと高いが、売ると(希少金属の価値で)高く買える」。古い車のオーナーが知っておくべき、廃車買取の裏技的なポイントです。

4.4 カンカン:排気システムの歪みやパーツの干渉

走行中に規則正しく「カンカン」と高い音が響く場合、マフラー本体が歪んで車体(ボディ)に接触している可能性があります。

段差でマフラーを打ち付けたり、マウントゴムの寿命で排気管が垂れ下がったりすることで発生します。
放置すると接触部分から振動が伝わり、ボディ側にまでダメージが及ぶため、早急な点検が必要です。

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5. その異音、直すべき?手放すべき?修理費用の「損益分岐点」

愛車から異音が聞こえてきたとき、最も悩むのが「大金を払って直すべきか、それとも諦めて手放すべきか」という選択です。
車への愛着はもちろん大切ですが、機械としての寿命や経済的な合理性を無視すると、結果的に数十万円の損失を招くことになります。
後悔しないための「損益分岐点」の見極め方を解説します。

5.1 修理見積もりが10万円を超えたら「廃車・売却」がお得なワケ

自動車業界には「経済的全損」という考え方があります。これは「修理代が、その車の現在の資産価値を上回ってしまう状態」を指します。

高価買取

🛑 修理をストップすべき境界線

例えば、時価15万円の価値しかない古い車に対し、異音の修理(ミッションや触媒など)に10万円の見積もりが出た場合、それは「損」と言わざるを得ません。10万円かけて直しても、その車の査定額が10万円アップすることはないからです。
その修理代を「次の車の頭金」に回すほうが、トータルでの家計の支出は圧倒的に抑えられます。

5.2 異音が出るほど古い車は、一箇所直しても「連鎖故障」が起きやすい

「この異音さえ直れば、まだ数年は乗れるはず」という期待は、10万km・10年超えの車には通用しないことが多いです。

異音が出るということは、車全体のパーツが均等に寿命を迎えている証拠です。
ベルトを直したら次はウォーターポンプが壊れ、足回りを直したら次はエアコンが効かなくなる…といった「故障の連鎖」が始まります。
異音は、車をリフレッシュ(買い替え)するための、愛車からの「最後通牒」と捉えるべきなのです。

5.3 廃車ひきとり110番なら、異音・不調のある車もそのまま高価買取

「異音がひどくて自走が不安」「ディーラーで処分費用が必要と言われた」。
そんなお車をお持ちなら、廃車ひきとり110番が解決します。

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6. まとめ:異音を感じたら手遅れになる前に「愛車の本当の価値」を確認しよう

車から聞こえる異音は、単なる経年劣化ではなく、重大な事故や高額な修理代を防ぐための「唯一の警告」です。

📌 ポイントまとめ

  • エンジン周り:金属音やキュルキュル音は全損や事故に直結する。
  • 足回り:振動や引きずり音は、安全走行ができない末期症状の可能性大。
  • 排気系:カラカラ・ブオー音は車検不適合となり、修理代が高額になる。
  • 判断基準:修理代が10万円を超えるなら、無理に直さず「廃車買取」が正解。

「まだ走れるから」と問題を先送りにしている間に、あなたの愛車の資産価値は刻一刻と下がっています。
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