1. お車ユーザーの豆知識

冬の道路に撒かれる凍結防止剤…車は大丈夫?サビ・故障・修理費用|地域別注意点

凍結防止剤
目次
  1. 1. 凍結防止剤とは?道路に撒かれる理由と種類
    1. 道路に凍結防止剤を撒く目的
    2. 凍結防止剤の主な種類(塩化カルシウム・塩化ナトリウムなど)
    3. 凍結防止剤の仕組みと効果
  2. 2. 凍結防止剤は車にどのような影響を与える?
    1. 車の下回り・足回りに発生するサビ(腐食)のリスク
    2. ブレーキ・マフラーなど金属部品への影響
    3. 塗装・ボディに与える影響はある?安全性について
    4. 中古車購入時に注意したい「塩害車」の見分け方
  3. 3. 車に付着した凍結防止剤の落とし方
    1. 付着したらいつ洗うべき?洗車のタイミング
    2. 効果的な洗車方法(高圧洗浄・下回り洗浄)
    3. 下回り防錆コートの必要性と効果
  4. 4. 凍結防止剤が原因で起こるトラブル事例
    1. マフラーの腐食・穴あき
    2. ブレーキパイプの錆による故障
    3. ネジ・ボルト固着で整備が困難になる
    4. 車検に通らなくなるケース
  5. 5. 凍結防止剤が原因となる修理費用の目安
    1. マフラー交換の費用相場
    2. ブレーキパイプ腐食修理の費用相場
    3. 下回りのサビ補修の費用相場
    4. サビが進行して大規模修理になるケース
  6. 6. 凍結防止剤が多く撒かれる地域に住む人が知りたいこと
    1. 北国(北海道・東北・北陸)でのサビ対策
    2. 沿岸部と内陸部での腐食リスクの違い
    3. 冬前にやるべきメンテナンスチェック
    4. 冬後(春先)に必ず行うべきメンテナンス
  7. 7. 凍結防止剤の影響が大きい場合の判断基準(修理か買い替えか)
    1. 修理したほうが良いケース
    2. 買い替え・廃車を検討すべきケース
    3. 修理費が高額になるなら買取専門店へ相談という選択肢
  8. 8. 凍結防止剤によるサビや故障で困ったときは?
    1. 動かない車でも引取OKの業者へ相談
    2. 廃車ひきとり110番なら冬の塩害車も査定・引取可能

凍結防止剤とは?道路に撒かれる理由と種類

凍結防止剤とは、道路が凍結してスリップ事故が起きるのを防ぐために、冬季に道路へ散布される薬剤のことです。

主に積雪・凍結が発生しやすい地域で使用され、道路の安全性を保つために欠かせない存在です。

道路管理者(自治体や高速道路会社)が気温や路面状況を判断して散布を行います。

凍結防止剤散布

道路に凍結防止剤を撒く目的

最も大きな目的は、路面の凍結を防ぎ、車のスリップ事故を未然に防ぐことです。

気温が0℃前後になると路面が凍りやすくなり、特に橋の上や日陰の道路では急激に凍結が進む場合があります。

凍結防止剤を撒くことで、氷点を下げて凍りにくい状態をつくり、安全に走行できる路面を維持します。

凍結防止剤の主な種類(塩化カルシウム・塩化ナトリウムなど)

  • 塩化ナトリウム(いわゆる「塩」)
    最も一般的に使用される凍結防止剤で、比較的安価で大量に使用できます。高速道路や主要道路で広く使われています。
  • 塩化カルシウム
    塩化ナトリウムよりも強力で、特に低温時でも効果が高い点が特徴です。雪が多い地域や気温が著しく低い環境で使用されることが多く、吸湿性が高いため凍結を素早く抑えられます。
  • 塩化マグネシウム
    塩化ナトリウムより環境への影響が少ないとされ、沿岸部や長時間効果が求められる場所で活用される場合があります。

塩化カルシウム

凍結防止剤の仕組みと効果

凍結防止剤は「氷点を下げる」ことで凍結を防ぐ仕組みです。

水に溶けると溶液の凍る温度が下がり、0℃でも凍りにくくなります。また、凍結した後に撒いた場合でも、氷を溶かす効果があります。

ただし、凍結を防ぐ一方で、金属を腐食させやすい性質を持っているため、車に付着するとサビの原因になることがあります。

冬の道路を安全に走行するためには欠かせない存在ですが、車への影響を理解し、適切なメンテナンスが必要です。

凍結防止剤は車にどのような影響を与える?

凍結防止剤は冬の安全な走行に欠かせない一方、車に付着すると金属部品を腐食させる性質があります。

特に車の下回りは凍結防止剤が溜まりやすく、気づかないうちにサビが進行するケースも少なくありません。

車の下回り・足回りに発生するサビ(腐食)のリスク

凍結防止剤の多くは塩分を含んでおり、金属と反応して酸化(サビ)が進みやすくなります。

特に下回りは路面から跳ね上がった凍結防止剤が付着しやすく、普段目にしない場所のためサビの発見が遅れる傾向があります。

サビが進行すると、フレームやサスペンションなど車の骨格部分にダメージが及び、放置すると部品が弱くなったり穴が開いたりする危険があります。

腐食が深刻になると、車検に通らないケースもあるため注意が必要です。

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ブレーキ・マフラーなど金属部品への影響

凍結防止剤はブレーキ周辺やマフラーにも付着しやすく、これらの金属部品にも腐食を引き起こします。

特にブレーキパイプは細い金属管のため、サビが進むと破損につながり、ブレーキが効かなくなる重大なトラブルの原因となる場合があります。

マフラーは排気の湿気がこもりやすい構造のため、凍結防止剤による外側からの腐食と合わせてサビが進行しやすく、穴あきや排気漏れが発生することがあります。

塗装・ボディに与える影響はある?安全性について

ボディ塗装はある程度の耐久性があるため、凍結防止剤が付着しただけで急激に劣化することは一般的には多くありません。ただし、傷がある箇所や、下回りの塗装が薄くなった部分には影響が出やすく、そこからサビが広がる可能性があります。

また、泥や融雪剤が混ざり合ってボディに付着した状態を長期間放置すると、シミができたり、細かな腐食が始まったりすることがあります。

こまめな洗車でリスクを軽減できます。

中古車購入時に注意したい「塩害車」の見分け方

積雪地域で長期間使用されていた車は、凍結防止剤の影響で下回りのサビが進んでいる場合があります。

このような車は「塩害車」と呼ばれ、中古車購入時の注意点のひとつです。

  • 下回りを覗いてフレームに赤サビ・穴あきがないか確認
  • ブレーキパイプや燃料パイプにサビが浮いていないかチェック
  • ボルト・ナットが極端に固着していないか
  • 車検記録簿で「下回り防錆処理」の履歴があるか確認

これらのポイントを押さえることで、塩害によるトラブルを避けやすくなります。

塩害車

車に付着した凍結防止剤の落とし方

凍結防止剤は付着したまま放置するとサビの原因となるため、早めの洗車が重要です。

特に下回りは凍結防止剤が溜まりやすく、普段の洗車では落ちにくいため、適切な方法で洗浄する必要があります。

付着したらいつ洗うべき?洗車のタイミング

凍結防止剤が撒かれた道路を走行したあとは、できるだけ早めに洗車するのが理想です。

特に以下のタイミングは要注意です。

  • 雪解け時のドロドロ路面を走ったあと(凍結防止剤が水に溶けて車に付きやすい)
  • 高速道路を走行したあと(凍結防止剤が大量に撒かれる)
  • 雨が降っていない日が続いたあと(車体に付着したまま残りやすい)

最低でも冬の間は2〜3週間に1回、凍結防止剤が多い地域では1〜2週間に1回の洗車がおすすめです。

冬の洗車

効果的な洗車方法(高圧洗浄・下回り洗浄)

凍結防止剤を落とすためには、通常の洗車だけでは不十分な場合があります。

洗車の効果的な方法をご紹介します。

高圧洗浄機を使う

高圧洗浄機を使用すると、下回りの複雑な箇所に入り込んだ凍結防止剤を効率よく洗い流せます。

洗車場にある「下回り洗浄モード」を利用するのも有効です。

重点的に洗う場所

  • フレーム・サスペンション周辺
  • ホイールハウス内
  • マフラー周辺
  • ブレーキパイプ付近

家庭で行う場合のポイント

ホースの水圧でもある程度は落とせますが、ノズルを細くして水を当てると効果が上がります。

下回りに水を十分に当てることが重要です。

下回り防錆コートの必要性と効果

サビの発生を防ぐには、凍結防止剤を落とすだけでなく、下回り防錆コートを施工することでさらに安心できます。

防錆コートのメリット

  • 塩分を弾いて金属部分の腐食を防ぐ
  • サビの進行を大幅に遅らせる
  • 雪国で長期間乗る車に必須レベルの対策

どんな車に必要?

  • 積雪地域で走行する車
  • 中古車で下回りのサビが気になる車
  • 長く乗り続けたい車

防錆コートは1〜2年ごとに再施工すると効果が長持ちします。凍結防止剤によるサビが気になる方には特におすすめの対策です。

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凍結防止剤が原因で起こるトラブル事例

凍結防止剤は道路の安全確保に欠かせない一方で、車に付着したまま放置すると金属部分の腐食を早め、さまざまなトラブルを引き起こします。

特に冬のあいだは気づかないうちに症状が進行することが多く、春先の点検で初めて問題が見つかるケースも少なくありません。

マフラーの腐食・穴あき

凍結防止剤が混ざった水や雪が下回りに入り込むと、マフラー内部や接合部分からサビが進行しやすくなります。

放置すると金属が薄くなり、やがて穴が開いて排気漏れを起こすことがあります。

異音や排気ガスの臭いが車内に入ってきた場合は、腐食がかなり進んでいる可能性があります。

ブレーキパイプの錆による故障

ブレーキパイプは細い金属でできているため、凍結防止剤による腐食の影響を受けやすい部品です。

錆が進むとパイプが弱くなり、最悪の場合はブレーキフルードが漏れて効きが悪くなります。

ブレーキの違和感やペダルの沈み込みを感じたら、早急な点検が必要です。

ネジ・ボルト固着で整備が困難になる

凍結防止剤による腐食が進むと、ネジやボルトが固着し、通常の力では緩まない状態になることがあります。

整備の際に外れないと追加作業や部品交換が必要になり、修理費が膨らむ原因にもなります。

塩害地域では、車齢が進むほどこうしたトラブルが増える傾向があります。

タイヤの錆

車検に通らなくなるケース

サビが著しく進行した車は、車検に通らない場合があります。

特にブレーキパイプの腐食、フレームの穴あき、マフラーの排気漏れなどは安全面に直結するため厳しくチェックされます。

車検時に「このままでは通らない」と指摘され、急いで高額修理に踏み切らざるを得ない事例も珍しくありません。

凍結防止剤が原因となる修理費用の目安

凍結防止剤による腐食は、放置すると修理費用が高額になりやすい傾向があります。

マフラー交換の費用相場

マフラーが腐食して穴が開いた場合、部分補修で済むこともありますが、多くは交換が必要になります。車種や腐食の範囲によって費用は変動します。

修理内容 費用の目安
部分補修(簡易溶接など) 5,000〜20,000円
マフラー交換(社外品) 20,000〜50,000円
マフラー交換(純正品) 40,000〜100,000円以上

特に下回りが塩害の影響を受けやすい地域では、早い段階で穴あきに発展することがあります。

ブレーキパイプ腐食修理の費用相場

ブレーキパイプは腐食が進むと非常に危険で、車検にも通らなくなる部品です。少しのサビであっても交換を勧められることがあり、修理費も高額になりがちです。

修理内容 費用の目安
部分的なパイプ交換 15,000〜30,000円
全交換(前後ライン) 40,000〜80,000円

下回りのサビ補修の費用相場

下回りのサビは、軽度の表面サビなら低費用での補修が可能ですが、進行している場合は研磨や防錆剤の塗布、場合によってはパネル交換が必要になることもあります。

サビの状態 費用の目安
表面サビの除去・防錆処理 10,000〜30,000円
進行サビの補修(研磨+塗装) 30,000〜70,000円
穴あき部分の補修・交換 70,000〜150,000円以上

サビが進行して大規模修理になるケース

凍結防止剤による腐食がフレーム部分まで進むと、補修範囲が広くなり、修理費が10万円を大きく超えることもあります。

特にフレームの腐食は安全性に直結するため、補修そのものができないと判断されるケースもあり、その場合は買い替えや廃車を検討する必要があります。

修理費が高額になりやすいため、塩害地域では「定期的な洗浄」と「早めの点検」が費用を抑える最重要ポイントになります。

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凍結防止剤が多く撒かれる地域に住む人が知りたいこと

凍結防止剤が頻繁に使われる地域では、車の腐食リスクが全国平均よりも大幅に高くなります。

特に冬季のメンテナンスが不十分なまま数年が経過すると、フレームやブレーキ系など重要部品に大きなダメージが蓄積し、車検不適合や高額修理につながります。地域特性を理解した上で、適切な対策をとることが重要です。

北国(北海道・東北・北陸)でのサビ対策

これらの地域は降雪量が多く、凍結防止剤の使用量も全国的に最も多いエリアです。

サビの進行を遅らせるには、冬の間でもこまめに洗車し、特に下回りの洗浄を欠かさないことが大切です。また、冬前や車検ごとに防錆コートを施すことで、腐食を大幅に抑えることができます。

沿岸部と内陸部での腐食リスクの違い

沿岸部は海風に含まれる塩分によって、凍結防止剤の時期に限らず年間を通してサビが発生しやすい環境です。

一方、内陸部は冬の凍結時期に限定されるものの、雪解け時期に塩分が泥水として下回りに付着しやすく、短期間でサビが進む傾向があります。

地域によってリスクの性質が異なるため、それぞれに合ったメンテナンスが必要です。

凍結防止

冬前にやるべきメンテナンスチェック

冬が本格化する前に、下回りのサビ状態や防錆処理の効果を確認しておくことが重要です。

特にマフラーやブレーキ周りは腐食が起きやすいため、点検と必要に応じた防錆コートを行っておくと安心です。また、洗車場で下回り洗浄ができる場所を事前に把握しておくと、シーズン中のケアがスムーズに進みます。

冬後(春先)に必ず行うべきメンテナンス

冬が終わったタイミングでの下回りチェックは非常に重要です。凍結防止剤によるサビは冬の間に進行していることが多く、春先の点検で初めて腐食箇所が見つかることもあります。

下回り洗浄を徹底したうえで、必要に応じて錆落としや再防錆処理を施すことで、車の寿命を大きく延ばすことができます。

凍結防止剤の影響が大きい場合の判断基準(修理か買い替えか)

凍結防止剤による腐食が進んだ車は、修理したほうが良いケースと、買い替えや廃車を検討すべきケースがはっきり分かれます。

サビの進行度や車の価値、修理費用のバランスを見極めることが大切です。

トラック点検

修理したほうが良いケース

腐食が軽度で、表面のサビや小さな穴あき程度であれば修理によって長く乗り続けることができます。

特に、車自体のコンディションが良い場合や走行距離が少ない場合は、補修や防錆処理で十分対応可能です。また、愛着のある車や、今後もしばらく乗る予定がある車なら、早期修理で状態を維持できます。

買い替え・廃車を検討すべきケース

フレームの腐食やブレーキパイプ全体のサビ進行など、車の安全性に関わる部分が深刻なダメージを受けている場合は、修理費が高額になりがちです。

10万円以上かかる大規模修理や、交換しても他の部品が次々と故障する見込みがある場合は、買い替えを検討したほうが結果的に負担が少なくなることがあります。

修理費が高額になるなら買取専門店へ相談という選択肢

凍結防止剤によるサビで修理費が想定以上に高くなる場合、無理に修理を続けるよりも、専門の買取店へ相談するのも有効な選択肢です。

一般の中古車店では評価が下がりがちな「塩害車」でも、買取専門店ならパーツ再利用などのルートを持っており、値段がつく可能性があります。

動かない車や下回りが大きく腐食した車でも対応可能な業者を選べば、負担を抑えて手放すことができます。

修理と買い替えで迷ったら、複数の方法を比較して判断すると良いでしょう。

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凍結防止剤によるサビや故障で困ったときは?

冬の道路に撒かれる凍結防止剤は、安全走行に欠かせない一方で、車のサビや故障の原因にもなりやすいものです。

もしサビによるトラブルが発生した場合は、無理に走らず専門業者へ相談することが安全です。

動かない車でも引取OKの業者へ相談

サビの進行によってマフラーが脱落したり、ブレーキ回りが故障したりすると、安全な走行ができなくなることがあります。

そのような場合は、レッカー対応込みで引取が可能な廃車・事故車専門業者へ相談するのが安心です。

一般の中古車店では買取が難しいケースでも、廃車専門業者ならパーツの再利用や資源としての価値を評価してくれるため、ゼロ円ではなく値段がつく可能性があります。

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「修理すべきか迷っている」「サビがひどいけど値段はつくの?」という相談でも大丈夫です。状態を確認したうえで、可能な限りの査定額をご提示します。

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