1. お車ユーザーの豆知識

トラックの寿命は何年・何km?買い替え時期が一発で分かるチェックリスト

トラック巡洋
目次
  1. 1. トラックの寿命は何年・何km・何時間が目安か
    1. 1-1. 一般的な寿命の目安は「10年・50万~70万km」
    2. 1-2. エンジンは大切に使えば100万km超えることも
    3. 1-3. 走行距離だけでなく「稼働時間」と「使用環境」が重要
  2. 2. エンジン・ミッション・足回りの寿命の目安
    1. 2-1. エンジン:適切な整備で長寿命化が可能
    2. 2-2. ミッション:AT・MTで寿命が異なる
    3. 2-3. サスペンション・ブレーキ・フレームの劣化サイン
  3. 3. 走行距離より重要?「稼働時間・積載量・運行状況」の影響
    1. 3-1. 地域配送車は走行距離が短くても摩耗が激しい理由
    2. 3-2. 長距離トラックは高速主体でコンディションが良いことが多い
    3. 3-3. 常にフル積載かどうかで寿命に差が出る
  4. 4. 中古トラックはどこまで信頼できる?
    1. 4-1. メンテナンス履歴がある車両は寿命が読みやすい
    2. 4-2. 前オーナーの用途が寿命に大きく影響
    3. 4-3. 販売店・買取店選びで避けるべきポイント
  5. 5. トラックの寿命を伸ばすためのメンテナンス
    1. 5-1. 定期的なオイル・フィルター交換
    2. 5-2. 冷却系(ラジエーター・ウォーターポンプ)の点検
    3. 5-3. 消耗品の交換タイミングの把握
    4. 5-4. 日常点検と運転習慣の改善が寿命に直結
  6. 6. メーカー別の寿命・耐久性の特徴
    1. 6-1. いすゞ(エルフ・ギガ)長距離向けで耐久性高い
    2. 6-2. 日野(デュトロ・プロフィア)エンジン信頼性で評価
    3. 6-3. 三菱ふそう(キャンター・スーパーグレート)部品供給が安定
    4. 6-4. UDトラックス:大型車の耐久性に強み
  7. 7. 買い替え・廃車の判断基準
    1. 7-1. 修理費が車両価値を上回ってきたら買い替え時
    2. 7-2. 頻繁なトラブルが仕事に影響するようなら要検討
    3. 7-3. 10年以上10万km超えたら査定がつくうちに手放す選択肢
  8. 8. 古くなったトラックは「廃車買取」で価値を残す
    1. 8-1. 動かない・事故車でも買取できるケースがある
    2. 8-2. ディーラー下取りより高く売れる理由
    3. 8-3. 無料引取・手続き代行ができる業者を選ぶと安心

トラックの寿命は何年・何km・何時間が目安か

トラック

一般的な寿命の目安は「10年・50万~70万km」

商用トラックの一般的な目安としてよく挙げられるのは「稼働年数で約10年、走行距離で約50万〜70万km程度」です。

これはあくまで平均的な目安で、用途(長距離輸送・地域配送・建設現場など)や整備状況、積載率によって大きく前後します。

たとえば高速道路中心の長距離運行で定期整備が行き届いている車は、同じ走行距離でもコンディション良好で長く使える傾向があります。

エンジンは大切に使えば100万km超えることも

エンジン本体は適切な整備(定期オイル交換、燃料や冷却系の点検、タイミングベルト/チェーン管理等)を行えば100万kmを超えて稼働する事例も珍しくありません。

特にディーゼルエンジンは過回転を避け、潤滑・冷却系を良好に保つことで寿命が大きく伸びます。ただし、長寿命化させるには中~大規模なオーバーホール(シリンダーやターボ、インジェクター等の交換・再測定)が必要になる場合があり、その費用対効果は用途次第です。

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走行距離だけでなく「稼働時間」と「使用環境」が重要

トラックの劣化を測る指標は走行距離だけではありません。次の点が実際の寿命に大きく影響します。
稼働時間(エンジン運転時間):アイドリングや低速での稼働が多いとエンジン負荷やスラッジ蓄積が進みやすい。
積載量・積載頻度:常にフル積載で走行する車はシャシーや駆動系、ブレーキの摩耗が早い。
運行パターン:短距離の頻繁な発進・停止が多い配送はトランスミッションやブレーキの負担が大きい。高速主体の長距離は比較的コンディションを維持しやすい。
道路・気候条件:塩害(海沿い)、悪路、極端な高温・低温は腐食や冷却系の劣化を早める。
整備履歴:定期点検の有無が寿命差に直結する。消耗品を計画的に交換しているかどうかが重要。
これらを総合して「何年・何kmが寿命か」を判断するのが現実的です。走行距離が多くても稼働時間が少なければ良好、逆に走行少なくてもアイドリングや高負荷運用が多ければ早期に劣化する、といったケースがよくあります。

エンジン・ミッション・足回りの寿命の目安

エンジン:適切な整備で長寿命化が可能

ディーゼルトラックのエンジンは、もともと長寿命を前提に設計されています。

定期的なオイル交換、燃料フィルター、エアフィルター、冷却系の点検を適切に行えば、50万〜70万kmはもちろん、100万km以上走り続ける個体も存在します。
特に重要なのは「オイル管理」と「冷却系の劣化対策」です。

オイルが劣化したままの運転や、ラジエーター詰まり・ウォーターポンプの不具合は、エンジン内部に大きなダメージを与え、寿命を大幅に縮めてしまいます。

ミッション:AT・MTで寿命が異なる

トラックのミッション耐久性は、構造と使われ方によって大きく変わります。
MT(マニュアル)は構造がシンプルで頑丈なため、適切にオイル管理を行えば長寿命になりやすい一方、クラッチの摩耗は運転操作の癖に左右されます。
AT(オートマ/AMT)は変速制御や油圧制御部分が複雑で、走行距離よりも「停止・発進が多い運行」や「重積載」で負荷が蓄積しやすい傾向があります。変速ショックが増えてきた、ギアが滑るような感覚がある場合は、内部摩耗が進んでいるサインです。

サスペンション・ブレーキ・フレームの劣化サイン

トラックは積載量が大きいため、足回りやフレームへの負荷も無視できません。
サスペンション:リーフスプリングのたわみ、ショックアブソーバーの抜けは乗り心地や制動安定性に影響。
ブレーキ:重量車はブレーキ摩耗が早いため、鳴き・制動力低下・片効きを感じたら早めの点検が必要。
フレーム:特に海沿い・融雪剤地域では錆や腐食が進行しやすい。腐食が進むと強度低下に直結します。
これらは走行距離よりも「積載の重さ」「走る環境」「路面状況」で劣化スピードが変わるため、日常点検・車検時の下回り確認が重要です。

走行距離より重要?「稼働時間・積載量・運行状況」の影響

地域配送車は走行距離が短くても摩耗が激しい理由

地域配送や市街地での配送は、短距離走行でも頻繁な発進・停止を繰り返すため、エンジンやブレーキ、クラッチにかかる負荷が大きくなります。

低速・高回転での運転や、信号待ちや渋滞でのアイドリング時間が多い場合、走行距離だけでは計れない摩耗が進みやすくなります。

長距離トラックは高速主体でコンディションが良いことが多い

長距離輸送のトラックは、高速道路主体の走行になることが多く、一定速度で長時間走るためエンジンやミッションにかかる負荷が比較的少なく、稼働時間あたりの摩耗が少ない傾向にあります。また、高速主体の運転はオイル・冷却系統にも安定した状態を保ちやすく、トラック全体のコンディション維持に有利です。

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常にフル積載かどうかで寿命に差が出る

積載量はトラック寿命に直結します。常にフル積載で運行する場合、エンジン、ブレーキ、サスペンションへの負荷が増加し、摩耗が早まります。

逆に、余裕を持った積載量で運行する場合は負荷が軽減され、走行距離が同じでも部品寿命が延びやすくなります。

特に、荷物の重さや積み下ろし回数なども寿命に影響する重要な要素です。

中古トラックはどこまで信頼できる?

メンテナンス履歴がある車両は寿命が読みやすい

中古トラックを選ぶ際、整備記録やメンテナンス履歴が明確な車両は、部品の交換状況や使用状況が把握できるため、寿命を予測しやすくなります。

定期的なオイル交換や点検記録が揃っている車は、エンジンやミッションのコンディションが良好である可能性が高く、安心して使用できます。

前オーナーの用途が寿命に大きく影響

中古トラックの寿命は、前オーナーがどのような使い方をしていたかで大きく変わります。

市街地で頻繁に発進・停止を繰り返していたトラックは、走行距離が少なくても摩耗が進んでいる場合があります。

一方で、長距離輸送中心のトラックは走行距離が多くても状態が良好なことがあります。用途の違いを見極めることが重要です。

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販売店・買取店選びで避けるべきポイント

中古トラックを購入する場合、販売店や買取店選びも重要です。履歴の不明な車両や整備記録がないものは避け、信頼できる業者から購入するのが安心です。

また、安価だからといって飛びつくのではなく、実際の状態や前オーナーの使用履歴、車両の外観・走行テストを確認することが、トラブル回避につながります。

トラックの寿命を伸ばすためのメンテナンス

定期的なオイル・フィルター交換

エンジンオイルとオイルフィルターの定期交換は、エンジン内部の摩耗を防ぎ、寿命を大幅に延ばす基本のメンテナンスです。

走行距離や使用環境に応じた交換周期を守ることが重要で、特に荷物を頻繁に積むトラックでは早めの交換が推奨されます。

冷却系(ラジエーター・ウォーターポンプ)の点検

トラックは長時間運転や重積載でエンジンに負荷がかかるため、ラジエーターやウォーターポンプなど冷却系の点検が欠かせません。

冷却液の量・劣化状況、ホースの亀裂、ウォーターポンプの異音を定期的に確認することでオーバーヒートを防ぎ、エンジン寿命を守れます。

消耗品の交換タイミングの把握

ブレーキパッド、クラッチ、タイミングベルト、エアクリーナーなどの消耗品も寿命を左右する重要な部品です。

メーカー推奨や整備履歴を参考に、早めに交換することで重大な故障を防ぎ、車両全体の寿命を延ばすことができます。

日常点検と運転習慣の改善が寿命に直結

日常的な点検(タイヤ空気圧、オイル漏れ、ライトやウインカーの確認など)や急加速・急ブレーキを避けた運転習慣は、トラックの寿命に大きく影響します。積載量を守り、安全運転を心がけることで、エンジンや足回りへの負担を軽減できます。

メーカー別の寿命・耐久性の特徴

いすゞ(エルフ・ギガ)長距離向けで耐久性高い

いすゞのトラックは、エンジンやシャシー設計が長距離運行を前提に作られており、耐久性が高いと評価されています。

特にエルフやギガは、定期的なメンテナンスを行えば走行距離70万km以上も可能な例があります。燃費性能や部品供給の安定性も寿命延長に寄与します。

日野(デュトロ・プロフィア)エンジン信頼性で評価

日野のトラックはエンジンの信頼性に定評があります。

デュトロやプロフィアは耐久性の高いディーゼルエンジンを搭載しており、稼働時間が長くても故障が少ないのが特徴です。

適切なオイル管理や定期点検でさらに寿命を延ばせます。

三菱ふそう(キャンター・スーパーグレート)部品供給が安定

三菱ふそうは、キャンターやスーパーグレートを中心に、国内外での部品供給が安定しているため、メンテナンスや修理が容易です。

長期間の使用でも、消耗品や補修部品が手に入りやすく、寿命管理がしやすい点が魅力です。

UDトラックス:大型車の耐久性に強み

UDトラックスは大型トラックの耐久性に定評があり、プロフィアやクオンなどの車種は高負荷運行でも堅牢な設計が特徴です。

フレームやエンジン、ミッションが頑丈で、適切なメンテナンスを行えば長期間安定した稼働が可能です。

買い替え・廃車の判断基準

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修理費が車両価値を上回ってきたら買い替え時

トラックの修理費が車両の市場価値や残存価値を上回る場合は、買い替えのサインです。

エンジンやミッションなどの主要部品の交換が必要になった場合は、今後のメンテナンスコストも考慮して新車・中古車への乗り換えを検討すると良いでしょう。

頻繁なトラブルが仕事に影響するようなら要検討

故障やトラブルが頻発すると配送・運送業務に支障をきたし、時間的・経済的な損失が大きくなります。

この場合も寿命の目安を過ぎている可能性が高く、買い替えや廃車を視野に入れる判断材料となります。

10年以上10万km超えたら査定がつくうちに手放す選択肢

10年以上経過、かつ10万km以上走行しているトラックは、まだ査定がつくうちに売却や廃車買取を検討するのが賢明です。

走行距離や年式がさらに進むと市場価値が下がり、手放す際のメリットが減少するため、タイミングを逃さないことが重要です。

古くなったトラックは「廃車買取」で価値を残す

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動かない・事故車でも買取できるケースがある

古くなったトラックや故障・事故で動かなくなった車両でも、「廃車ひきとり110番」なら買取可能です。

鉄や部品のリサイクル価値を見込んで査定されるため、走行不能でも現金化できます。

ディーラー下取りより高く売れる理由

一般的なディーラー下取りは、再販や部品価値を十分に反映しない場合があります。

一方、「廃車ひきとり110番」は部品単位で価値を見極め、リサイクル市場の価格を踏まえて査定するため、同じ車でも高く売れるということです。

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自分で手続きを行う手間を省けるだけでなく、行政手続きの不備によるトラブルも避けられるため、買取業者の選択は重要なポイントになります。

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