1. お車ユーザーの豆知識

アクセルの踏み間違いを防ぐために意識すべき4つのポイントを紹介!

アクセル踏み間違い

アクセルとブレーキの踏み間違いは、重大な事故を引き起こす大きな原因の1つです。「自分は大丈夫」と思っていても、ちょっとしたきっかけで踏み間違いは起きます。

そこで、本記事ではアクセルの踏み間違いを防ぐために意識すべきポイントや傾向、対策などを紹介します。

アクセルとブレーキの踏み間違いに関する傾向

アクセル踏み間違い2

アクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故が近年、多発しています。踏み間違い事故の多くは、高齢者ドライバーによるものと考えがちです。

しかし、実際には高齢者以外のドライバーによる踏み間違い事故も発生しており、他人事ではありません。ここでは、どのようなケースで踏み間違い事故が発生するのか傾向を紹介しますので、チェックしてみましょう。

ペダルの使い分けが必要な「駐車場」で起こるケース多い

踏み間違い事故は、アクセルとブレーキペダルの使い分けが多い駐車場で発生するケースが多いです。実際、事故の統計でも大通りとなる幹線道路や生活道路より踏み間違い事故が多発していることが確認されています。

高齢者が加害者であるイメージが強い踏み間違い事故ですが、年代に関係なく全世代で発生していることをまずは認識しておく必要があります。

40代以下の若年層も実は多い

テレビで悲惨な高齢者の踏み間違い事故の報道を見て「自分の両親が事故を発生させたらどうしよう」と自身の親などを心配する方も多いでしょう。一方で「自分が当事者になるとは思っていない」といった思い込みは危険です。

踏み間違いを原因とする事故は、40代以下の年齢層でも非常に多く発生しています。他人ごと思わず、自分自身も注意しなければならないと考えておきましょう。

アクセルとブレーキの踏み間違いが起きる3つの理由

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踏み違え事故の特徴は「発進時に事故が起こる割合が非常に高い」ことです。すべての交通事故で、発進時の事故比率は「16.3%」なのに対しペダル踏み違えによる事故の比率は 約2倍の「30.8%」となっています。

また、踏み間違いによる事故の場合、他の交通事故に比べて大きな事故となりやすい点ももう1つの特徴です。事故発生者の多くは、アクセルをブレーキと思い込み踏み込んでいるため、暴走してしまいます。そのため、大事故につながる危険性が極めて高いと言えるでしょう。ここでは、アクセルとブレーキの踏み間違いが起きる3つの理由を紹介します。

1.「ひねり」の動作で足の位置がずれる

バックで駐車をするとき、ドライバーは身体を左もしくは右方向へ体をひねる動作をしながら後方を確認します。

このひねる動作が加わると、足の位置がずれてしまうケースがあります。その結果として、ブレーキペダルではなくアクセルペダルを誤って踏んでしまい、勢いよく車がバックすることで事故につながるケースがあるのです。

2.周囲の状況によるあせり

運転時、周囲の状況は刻一刻と変化するものです。ゆとりがない心理状態で運転していると、周囲の状況変化に対応できず、あせりによりペダルを踏み間違えるケースもあります。

例えば「人や動物が飛び出してくる」「急な天候悪化によって視界が悪くなる」など、想定していないことが発生すると、判断力の低下からアクセルとブレーキを踏み間違えてしまう場合があります。

3.頻繁なペダルの踏み変え

渋滞時や駐車場内など、頻繁にペダルを踏みかえなければならない状況や場所でも注意が必要です。細かくペダル操作しているうちに混乱して、左右のペダルを踏み間違えてしまうことがあります。

特に渋滞している状況ではイライラしたり、集中力も低下したりしやすく、アクセルとブレーキの踏み間違いを誘発するケースも少なくありません。

踏み間違いを起こさないために意識すべき4つのポイント

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踏み間違いを起こさないために意識すべきポイントは次の4つです。

  • 右足をブレーキペダルにまっすぐ置く
  • クリープ走行を利用する
  • 床に踵を乗せてペダルの操作を行う
  • 運転だけに集中する

いずれのポイントも踏み間違いを起こさないために重要ですが、いきなりすべて意識するのは難しいと感じる方もいるかもしれません。まずは、自身が取り組めそうなポイントから意識する習慣を身につけてみましょう。

1.右足をブレーキペダルにまっすぐ置く

運転中は、右足をブレーキペダルにまっすぐ置くようにしましょう。アクセル操作する際、ブレーキペダル側を支点にして足先だけアクセルペダルに向けて踏み込むようにしてみてください。

また、踏み間違いを予防するために「正しいポジション」を常に意識するのが重要です。意識的に正しいポジションで運転すると、アクセルとブレーキのズレを最小限に留められます。

2.クリープ走行を利用する

AT車のクリープ現象を利用して発進する癖を付けると、踏み間違い事故を防げます。クリープ現象とはアクセルを踏まずとも自動車が前進・後退する現象のことです。

アクセルを踏む前にクリープ現象で走り始める習慣を身に付けると、踏み間違い事故のリスクを下げられます。日頃からアクセルの踏み方を意識し、踏み間違いを未然に防ぎましょう。

3.床に踵を乗せてペダルの操作を行う

ハンドルやペダルから体のポジションが遠い位置にある場合、ペダルの操作速度にゆとりがありません。また、足が伸びきってしまうと細かい操作をしづらくなります。

常に踵を床に置き、つま先がどちらのペダルの上にかかっていることを意識できれば、踏み間違いを起こす可能性を下げられます。さらに、加減速の操作も細かくできるようになり、交通事故を発生させにくい運転習慣を身に付けられるでしょう。

4.運転だけに集中する

運転中に注意をそらすようことが起きると、ペダルを踏み間違えてしまう可能性が高まります。例えば、運転中の電話着信などはその最たる例です。

運転時はドライブモードにして着信が入らないようにしたり、カバンの中に仕舞っておいたりなどの対策が必要です。運転中は運転操作だけに集中できる環境を整えて走行するようにしましょう。

踏み間違いを物理的に防いでくれる3つの対策

アクセル踏み間違い5

踏み間違いを物理的に防いでくれる代表的な対策は次の3つです。

  • 運転に適したフロアマットや靴を利用
  • 後付けできるペダル踏み間違い防止アイテムを活用
  • 踏み間違い防止装置の装着車への乗り換え

踏み間違いを物理的に防いでくれるような対策を施し、踏み間違いが起こりにくいような運転環境を整えることが、事故を防ぐもっとも有効な対策です。ここでは、すぐ取り入れられる対策の内容を詳しく紹介します。

1.運転に適したフロアマットや靴を利用

運転するときには、ハイヒールや厚底ブーツ、サンダルといった運転に適さない靴は履かないようにしましょう。また、フロアマットは車に適合したサイズでしっかり固定するのも忘れないでください。

さらに、フロアマットの重ね敷きも危険です。マットが重なると意図しないタイミングでアクセルを操作してしまったり、重なったマットが邪魔してブレーキを思うように踏み込めなかったりする可能性があります。

2.後付けできるペダル踏み間違い防止アイテムを活用

後付けできる「ペダル踏み間違い防止アイテム」を活用するのも、踏み間違い防止に効果的です。予防グッズを後付けすることで急加速を防止したり、ブレーキとアクセルを同時操作した場合にブレーキを優先してかけるようしたりできるアイテムが市販されています。

踏み間違い防止装置例

最近では搭載されていることが多い安全機能が備わっていない古い車やグレードの車には、このペダル踏み間違い防止アイテムの取り付けをおすすめします。

3.踏み間違い防止装置の装着車への乗り換え

上記の対策でも不安な方は、踏み間違い防止装置が装着されている車への乗り換えをおすすめします。踏み間違い防止装置は、進行方向の障害物をセンサーが感知し、急なペダル操作による誤発進を警告音で知らせたり、車自体が前進したりしないようにする機能です。

しかし、あくまでリスクを低下させるための機能であるため、踏み間違えても大丈夫というものではありません。あくまでも保険としての機能と認識し、まずは自分自身が踏み間違いをはじめとした事故を起こさない運転を心掛けることが重要です。

踏み間違い防止装備のついた車や装置の購入に利用できる補助金

アクセル踏み間違い6

本記事を読み「アクセルとブレーキの踏み間違いは怖い」と認識した方もいるでしょう。頻発する踏み間違い事故の加害者にならないためにも、踏み間違い防止装備を搭載した車や装置の購入を検討する人もいるかもしれません

しかし、装置の取り付けや乗り換えにいずれもそれなりの費用が必要です。ここでは、踏み間違い防止装備のついた車や装置の購入に利用できる補助金について解説します。なお、国のサポカー補助金は令和3年11月をもって終了いたしました。

各自治体が補助する独自の補助金

お住まいの自治体によっては、独自の補助金制度が整備されている場合があります。各自治体が独自に行っている補助金制度の一部を紹介します。

【東京都「高齢者安全運転支援装置設置促進事業補助金」】

令和4年3月31日までに購入・設置した場合のみ、補助対象。

  • 助対象:70歳以上で自家用車両を有する東京都民
  • 条件:運転免許証の保持・車検証上の使用者。または所有者と運転者が同一名義
  • 補助金額:購入者負担分の5割相当、上限6万円まで

【愛知県名古屋市「後付けのペダル踏み間違い急発進等抑制装置設置事業補助金」】

令和4年2月13日までに購入及び設置した後付けのペダル踏み間違い急発進等抑制装置が補助の対象。

  • 対象者:65歳以上の名古屋市民
  • 補助対象:踏み間違い防止装置を後付けで装着する
  • 補助金額:販売設置費用の4/5。上限額は、障害物検知機能がついたものは3万2千円、検知機能なし装置は1万6千円

サポカーに買い替える際は、今の車を売却しよう。

アクセル踏み間違い7

乗っている車に愛着がある方は、後付けの踏み間違い防止装置設置の検討がおすすめです。しかし、サポカー搭載車へ乗り換えを考えている場合は、現在乗っている車を下取りに出すなど手放す必要があります。

年式が新しいものであれば、買取査定に出してみましょう。

参考コラム:車を売りたい!高く売るためのコツや売却方法をご紹介

年式が古い車の場合、ほとんど値段がつかない場合も考えられるでしょう。その場合は廃車も検討してみてください。もし廃車にするなら、手間も費用はできるだけ少なくしたいものです。

廃車ひきとり110番では廃車手続きを代行するうえに、古いお車でも買い取りいたします。もちろん、査定や廃車手続きはもちろん、レッカー代も含めた車の引き取りも原則無料です。日本全国どこでも対応しますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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