1. 違反切符には3つの色がある
交通違反をして警察官に止められた際、手渡される書類(切符)には、実は「白・青・赤」の3種類の色があります。これらは単なる見た目の違いではなく、違反の「重大さ」や「その後の処分手続き」が全く異なることを示しています。
【色別・違反の重さイメージ】

- 白切符:最も軽微。反則金はなく点数加算のみ。
- 青切符:比較的軽微。反則金を払えば刑事罰は免除。
- 赤切符:重大な違反。裁判所へ行く必要があり、前科がつく可能性。
1-1. なぜ色分けされているのか
日本国内で発生する交通違反は年間数百万件にものぼります。もし、これらすべての違反を殺人や窃盗と同じように裁判所で審理(刑事手続き)しようとすると、検察庁や裁判所の機能がパンクしてしまいます。
そこで、「交通反則通告制度」という仕組みが作られました。これは、「比較的軽い違反であれば、決められたお金(反則金)を納めることで、裁判を通さずに手続きを完了させましょう」という合理的なシステムです。
| 分類 | 手続きの名称 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 行政処分 | 反則金制度 (白・青切符) |
お金を払えば「前科」はつきません。効率的に違反を処理するための制度。 |
| 刑事処分 | 刑事手続き (赤切符) |
「罰金」となり、裁判の対象になります。法律上は「犯罪」の扱いとなります。 |
このように、交通違反の重さに応じて「どのルートで処分を進めるか」を一目で識別できるようにするために、切符が色分けされているのです。
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2. 白切符・青切符・赤切符、それぞれの違い
前章で解説した通り、交通違反の切符は処分の重さに応じて色が分かれています。ここでは、それぞれの切符が具体的に「どのような違反を指し、どういった処分を下されるのか」を詳しく見ていきましょう。
【切符の色別・早見表】
| 種類 | 対象の目安 | 金銭的ペナルティ | 刑事処分の有無 |
|---|---|---|---|
| 白切符 | 反則金規定のない1点の違反 | なし(罰金・反則金なし) | なし |
| 青切符 | 比較的軽微な違反(6点未満) | 反則金あり | なし(納付で免除) |
| 赤切符 | 重大な違反(6点以上など) | 罰金あり(裁判所の判断) | あり(前科がつく可能性) |
2-1. 白切符——もっとも軽微な違反
白切符は「点数切符」とも呼ばれ、反則金の規定がない、点数だけの最も軽微な違反に対して交付されます。
対象となるのは、例えば「シートベルト未着用」「チャイルドシート未装着」「路上駐車(放置違反金とは別)」「警察官の現場指示に従わない場合」などの1点の違反です。お金(反則金)を支払う必要はありませんが、行政処分として違反点数が加算されます。

2-2. 青切符——反則金を納めれば刑事処分は免除
青切符は、比較的軽微な交通違反をした際に交付される「交通反則告知書」です。違反点数でいうと6点未満の交通違反が該当します。
信号無視、30km/h未満のスピード違反、携帯電話使用(保持)、駐停車違反などがこれにあたります。青切符と一緒に渡される納付書で期限内に反則金を支払えば、裁判所や検察庁に行く必要はなく、刑事処分は免除されます(行政上の点数加算は残ります)。
※なお、近年は自転車の交通違反に対しても青切符(反則金制度)を導入する法改正が行われるなど、取り締まりの枠組みは変化し続けています。

2-3. 赤切符——前科がつく可能性も
赤切符の正式名称は「交通事件切符告知書」といい、行政処分だけでなく本格的な刑事処分の対象となります。
一般的には違反点数が6点以上の重大な違反が目安となり、一般道での時速30km以上(高速道路は40km以上)のスピード超過、無免許運転、酒気帯び・飲酒運転などが該当します。赤切符を受け取ると、後日検察庁や簡易裁判所に出頭し、裁判官の決定によって「罰金刑」が言い渡されます。この罰金刑の納付は、いわゆる「前科がつく」状態を意味し、悪質な場合は懲役刑や実刑判決を科されることもあります。

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3. 「違反が多い車=手放し時」というサインかもしれない
交通違反をしてしまい切符を切られるのは、誰にとっても気分の良いものではありません。しかし、相次ぐ違反を「単なる不運」で片付けるのではなく、一度「その車との付き合い方」を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。実は、違反の裏には車自体のコンディションが関係していることもあります。
【こんな状況は「手放し時」のサインかも?】
- 安全装備の不足:年式が古い車で、ついつい速度が出すぎてしまったり、一時停止の注意喚起機能がなかったりして違反が続く。
- 維持費の増大:反則金や罰金の支払いが重なり、高騰するガソリン代や自動車税と合わせて「維持するのが苦しい」と感じる。
- 免許の停止・取消:重大な違反(赤切符)により、物理的に車を運転できない期間ができてしまった。

3-1. 免許停止・取消で乗れなくなった車も、そのまま引き取り可能
重大な交通違反によって免許停止や免許取消処分を受けた場合、駐車場に置かれたままの車は、乗らない期間も「自動車税」や「駐車代」といった維持費が発生し続けます。また、長期間放置された車はバッテリー上がりやゴム類の劣化が進み、いざ手放そうとした時に価値が大きく下がってしまうこともあります。
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4. まとめ
交通違反の切符には、白・青・赤の3つの色があり、それぞれ処分の重さや手続きの流れが大きく異なります。日頃から安全運転を心がけるのが一番ですが、万が一の違反や、免許停止・取消といった事情の変化でお困りの際は、一人で悩まずプロに相談してください。
【この記事の振り返り】
- 白切符:反則金なし。点数のみの軽微な違反。
- 青切符:反則金を納めれば刑事処分を免れる一般的な違反。
- 赤切符:刑事罰(罰金・懲役)の対象となる重大な違反。前科がつく可能性。
- 手放す選択:違反を機に維持費を見直し、お車を整理するのも一つの賢い方法です。
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