1. お車ユーザーの豆知識

冬の寒冷地で車に起きるNG行動とは?知らないと動かなくなる注意点まとめ

寒冷地トラブル
目次
  1. 1. 寒冷地で起こりやすい車のトラブル
    1. エンジンの始動不良とその対策
    2. バッテリーの性能低下問題
    3. ドアや窓の凍結による開閉問題
  2. 2. 冬・寒冷地へ行く前に必ず確認したい車両準備
    1. エンジンオイルと冷却水の点検
    2. ウインドウォッシャー液の交換
    3. タイヤチェーンまたは冬タイヤの準備
    4. 寒冷地では燃料選びが重要になる理由
    5. 緊急時の装備品の点検・保管
  3. 3. 寒冷地での駐車時の注意点
    1. 冬場の駐車でやってはいけないNG行動
    2. 凍結を防ぐための正しい駐車方法
    3. 電動パーキングブレーキ搭載車の注意点
  4. 4. 寒冷地・屋外駐車ならではのリスクとは
    1. 一晩で車が動かなくなる原因
    2. 積雪・凍結が引き起こす思わぬ事故や故障
    3. 慣れていない人ほど注意したい冬の屋外駐車
  5. 5. 知らないと危険な車の凍結対策
    1. フロントガラス・ドア・ワイパーの凍結防止策
    2. 凍ってしまったときの正しい対処方法
    3. やってしまいがちな危険な解氷方法
  6. 6. 寒冷地で「車が古い」と感じたときの不安
    1. 古い車両に多いエンジン関連の不具合
    2. 経年劣化した防錆処理の確認
    3. 燃費の悪化と燃料循環不良
    4. ゴム部品の劣化による影響と対策
  7. 7. 寒冷地対策を考えるなら「車の見直し」も選択肢
    1. 寒冷地での使用に向かない車とは
    2. 冬本番前に車の価値を知っておくメリット
  8. 8. まとめ|寒冷地で安心して車を使うために大切なこと

寒冷地で起こりやすい車のトラブル

寒冷地では、気温の低下によって車の各部品が本来の性能を発揮できなくなり、思わぬトラブルが起こりやすくなります。

普段は問題なく使えている車でも、氷点下の環境では「急に動かない」「操作できない」といった事態に直面することも珍しくありません。

車トラブル

エンジンの始動不良とその対策

寒冷地で多いトラブルのひとつが、エンジンがかかりにくくなる「始動不良」です。低温になるとエンジンオイルが硬くなり、内部の動きが鈍くなるため、セルモーターに大きな負荷がかかります。

その結果、キーを回してもエンジンがなかなか始動しない、何度もセルを回す必要があるといった状況が発生します。

対策としては、寒冷地に適した粘度のエンジンオイルを使用することが基本です。また、出発前に無理に何度もセルを回すのではなく、一度間を置いてから再度始動を試みることで、部品への負担を減らすことができます。

頻繁に始動不良が起こる場合は、オイルやバッテリーなど複数要因が重なっている可能性もあります。

バッテリーの性能低下問題

寒さはバッテリーにとって大敵です。気温が下がるとバッテリー内部の化学反応が弱まり、電圧が低下しやすくなります。

そのため、普段は問題なく使えているバッテリーでも、寒冷地では突然エンジンがかからなくなるケースがあります。

特に、使用年数が長いバッテリーは寒さの影響を受けやすく、夜間や早朝に完全放電してしまうこともあります。

出発前にバッテリーの状態を点検し、少しでも不安があれば早めの交換や補充電を行うことが重要です。

寒冷地では「まだ使える」ではなく「余裕があるかどうか」で判断する意識が求められます。

バッテリー上がりの原因-コラム記事

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ドアや窓の凍結による開閉問題

寒冷地では、ドアや窓が凍結して開かなくなるトラブルも多発します。

雨や雪で濡れたドア周りやウインドウが氷点下で凍結すると、ゴム部分がボディに貼り付いた状態になり、ドアが開かなくなることがあります。

無理に力を加えて開けようとすると、ウェザーストリップ(ゴム部分)が外れたり、破損したりする恐れがあります。

凍結している場合は、解氷剤を使用して氷を溶かしてから開閉するのが基本です。

日頃からゴム部分の状態を確認し、劣化が進んでいる車ほど、こうしたトラブルが起きやすい点にも注意が必要です。

冬・寒冷地へ行く前に必ず確認したい車両準備

寒冷地では、事前の車両準備がそのまま安全性に直結します。

走行中のトラブルだけでなく、「現地で動けなくなる」「帰れなくなる」といった事態を防ぐためにも、出発前のチェックは欠かせません。

寒冷地

エンジンオイルと冷却水の点検

エンジンオイルは低温になると粘度が上がり、エンジン内部の動きが悪くなります。

寒冷地走行を想定する場合は、低温時でも流動性を保てる指定粘度のオイルが使用されているか確認が必要です。オイル量が不足している状態での始動は、エンジンへの負担を大きくします。

また、冷却水(クーラント)は凍結防止の役割を担っています。希釈率が適切でないと、極端な低温下で凍結し、エンジン内部やラジエーターを損傷する恐れがあります。

取扱説明書に記載された濃度を基準に、寒冷地に適した状態かを事前に確認しましょう。

ウインドウォッシャー液の交換

通常のウォッシャー液は、寒冷地では凍結する可能性があります。凍結すると噴射できなくなるだけでなく、タンクや配管を破損させる原因にもなります。

そのため、寒冷地対応のウォッシャー液へ交換しておくことが重要です。

特に、希釈タイプを使用している場合は注意が必要です。出発前に残っている液を抜き、氷点下でも使用可能なウォッシャー液へ入れ替えておくことで、視界不良のリスクを減らすことができます。

ウォッシャー液交換方法-コラム記事

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タイヤチェーンまたは冬タイヤの準備

積雪や路面凍結が想定される地域では、冬タイヤの装着が基本となります。

ノーマルタイヤのままでは、発進や停止ができず、事故につながる危険性が高まります。

冬タイヤを装着していない場合は、タイヤチェーンの携行が必要です。ただし、チェーンには装着可能なタイヤサイズや車種の制限があるため、事前に適合を確認しておくことが大切です。実際に使う場面で慌てないよう、装着方法を事前に把握しておくと安心です。

寒冷地では燃料選びが重要になる理由

寒冷地では、燃料の性質にも注意が必要です。特にディーゼル車の場合、低温下では燃料の流動性が低下し、燃料系トラブルを引き起こすことがあります。

軽油には使用環境に応じた等級があり、寒冷地用の燃料が販売されています。

都市部で給油した燃料のまま寒冷地へ向かうと、現地の気温に対応できない場合があるため、現地での給油を前提に燃料残量を調整することが推奨されます。

緊急時の装備品の点検・保管

寒冷地では、立ち往生や車両トラブルが発生した際の備えも重要です。解氷剤、スノーブラシ、軍手、懐中電灯などは最低限準備しておきたい装備です。

また、長時間車内で待機する可能性を考え、防寒用品や飲料水を積んでおくと安心です。

これらの装備はトランクの奥ではなく、すぐに取り出せる場所に保管しておくことで、いざというときに役立ちます。

防寒用品

寒冷地での駐車時の注意点

寒冷地では「走行中」よりも「停車・駐車中」にトラブルが起きるケースが少なくありません。

正しい駐車方法を知らないまま停めてしまうと、翌朝エンジンがかからない、車が動かせないといった事態につながります。

冬場の駐車でやってはいけないNG行動

寒冷地で避けたい代表的な行動が、パーキングブレーキをかけたまま長時間駐車することです。

ワイヤー式のパーキングブレーキは、水分が凍結することで解除できなくなる恐れがあります。

また、凍結したフロントガラスにお湯をかける行為も危険です。急激な温度差によってガラスが割れる可能性があり、修理費用が高額になるケースもあります。無理にドアやワイパーを動かすことも、ゴム部品やアーム破損の原因になるため注意が必要です。

凍結を防ぐための正しい駐車方法

寒冷地での駐車は、できるだけ平坦な場所を選ぶことが基本です。

パーキングブレーキの凍結リスクを避けるため、オートマ車はシフトをPレンジ、マニュアル車は1速(下り坂ではリバース)に入れ、輪留めを併用して車両を固定します。

フロントガラスの凍結対策としては、ウインドウカバーの使用が効果的です。雪や霜の付着を防げるため、翌朝の除去作業が大幅に楽になります。併せて、事前に撥水剤を施工しておくことで、凍結の程度を抑える効果も期待できます。

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電動パーキングブレーキ搭載車の注意点

近年増えている電動パーキングブレーキ搭載車は、寒冷地で特に注意が必要です。

車種によっては、エンジン停止と同時に自動でパーキングブレーキが作動する仕様になっています。

この場合、意図せずブレーキがかかり、凍結によって解除できなくなる可能性があります。

寒冷地で使用する前に、取扱説明書を確認し、自動作動を解除できるかを把握しておくことが重要です。仕様を理解したうえで駐車方法を選ぶことが、トラブル回避につながります。

寒冷地・屋外駐車ならではのリスクとは

寒冷地での屋外駐車は、短時間でも車に大きな負担を与えることがあります。

特に気温が急激に下がる夜間は、前日の走行時には問題がなかった車でも、翌朝に不具合が発生するケースが少なくありません。

一晩で車が動かなくなる原因

寒冷地では、わずか一晩の屋外駐車で車が動かなくなることがあります。

代表的な原因は、バッテリー電圧の低下や燃料系の不調です。低温環境ではバッテリー性能が大きく落ち、エンジン始動に必要な電力を確保できなくなる場合があります。

また、ブレーキ周りや足回りに付着した水分が凍結し、車輪が動かなくなることもあります。特に走行後に雪解け水が付着した状態で駐車すると、凍結リスクが高まります。

動かない車

積雪・凍結が引き起こす思わぬ事故や故障

屋外駐車中に積もった雪は、単なる除雪作業の手間だけでなく、思わぬ事故や故障につながることがあります。

ボンネットやルーフに積もった雪を十分に落とさずに走行すると、走行中に雪がフロントガラスへ落下し、視界を奪う危険があります。

さらに、マフラー周辺が雪で塞がれた状態でエンジンをかけると、排気不良を起こす恐れもあります。

ワイパーやミラーが凍結したまま無理に動かすと、モーターや可動部の故障につながる点にも注意が必要です。

慣れていない人ほど注意したい冬の屋外駐車

寒冷地での屋外駐車に慣れていない人ほど、「いつも通り」に停めてしまいがちです。しかし、普段は問題にならない行動が、冬場には大きなトラブルを招くことがあります。

例えば、短時間だからと対策を省略したり、凍結を軽視して無理に操作したりすることで、部品破損や走行不能に陥るケースも少なくありません。

寒冷地では「少し大げさなくらいの対策」を意識することが、屋外駐車リスクを減らす重要なポイントです。

知らないと危険な車の凍結対策

寒冷地では、凍結対策を「知っているかどうか」で安全性に大きな差が出ます。

間違った対処は車両の破損や事故につながることもあるため、正しい知識を身につけておくことが重要です。

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フロントガラス・ドア・ワイパーの凍結防止策

フロントガラスの凍結を防ぐ方法として有効なのが、ウインドウカバーの使用です。

夜間の霜や雪の付着を防げるため、朝の視界確保が格段に楽になります。併せて、撥水剤を事前に施工しておくことで、氷の付着を軽減する効果も期待できます。

ドア周りの凍結対策としては、ウェザーストリップの保護が重要です。水分が残ったまま凍結すると、ドアが貼り付いて開かなくなることがあります。事前に水分を拭き取っておくことや、ゴム部品の状態を良好に保つことが予防につながります。

ワイパーは、凍結によるゴムの固着やアームの変形を防ぐため、立てて駐車する方法が一般的です。ただし、強風や積雪が予想される場合は、ガラスカバーを併用するなど、状況に応じた対策が必要です。

凍ってしまったときの正しい対処方法

すでに凍結してしまった場合は、無理に動かさないことが最優先です。

フロントガラスの氷は、スノーブラシや専用スクレーパーを使って少しずつ取り除きます。解氷剤を使用すれば、短時間で氷を緩めることができます。

ドアが開かない場合も、力任せに引くのは避けましょう。ドア周辺や鍵穴に解氷剤を使用し、氷が溶けてから操作することで、ゴム部品の損傷を防げます。エンジンをかけてデフロスターを使用する方法もありますが、完全に溶けるまでには時間がかかる点を理解しておく必要があります。

やってしまいがちな危険な解氷方法

凍結時に最も避けたい行動が、お湯や熱湯をガラスにかけることです。

急激な温度変化によってガラスが割れる危険性があり、修理費用が高額になる恐れがあります。

また、凍ったワイパーやドアを無理に動かす行為も危険です。ゴムの破損やモーターの故障につながる可能性があり、結果的に安全性を損なうことになります。凍結時は「急がず、無理をしない」ことが、車を守る最大の対策と言えるでしょう。

フロントガラス凍結

寒冷地で「車が古い」と感じたときの不安

寒冷地では、車の年式や使用年数による影響が表れやすくなります。

普段は問題なく使えていても、低温環境が続くことで「急に調子が悪くなった」と感じるケースも少なくありません。

古い車両に多いエンジン関連の不具合

年式が古くなるほど、エンジン内部の摩耗や部品の劣化が進みます。

寒冷地ではエンジンオイルの流動性が低下しやすく、始動時の負担が大きくなるため、これまで問題なかった車でも始動不良が起きることがあります。

また、点火系や燃料噴射系の性能低下があると、低温時に燃焼が安定せず、エンジンがかかりにくくなる傾向があります。

寒冷地では、こうした経年劣化が一気に表面化しやすい点が不安材料となります。

経年劣化した防錆処理の確認

雪道で使用される凍結防止剤や融雪剤は、車体の下回りに大きなダメージを与えます。新車時に施された防錆処理も、年数が経つにつれて効果が薄れていきます。

防錆が不十分な状態で寒冷地走行や屋外駐車を続けると、フレームや足回りにサビが進行しやすくなります。

目に見えない部分で劣化が進むことも多く、「気づいたときには修理が難しい状態になっていた」というケースもあります。

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燃費の悪化と燃料循環不良

寒冷地では、エンジンが暖まるまでに時間がかかるため、燃費が悪化しやすくなります。

古い車ほど燃焼効率が落ちている場合があり、低温環境ではその影響がより顕著に現れます。

さらに、燃料系統の劣化が進んでいると、低温時に燃料の流れが悪くなり、エンジン性能の低下や始動トラブルにつながることがあります。

燃費の悪化は、車両状態を見直す一つのサインとも言えるでしょう。

ゴム部品の劣化による影響と対策

ドアのウェザーストリップやホース類など、ゴム部品は経年劣化しやすいパーツです。

寒冷地では低温によってゴムが硬化しやすく、ひび割れや密閉性の低下が起こりやすくなります。

この状態で凍結が発生すると、ドアが開かなくなったり、水分が侵入しやすくなったりする原因になります。

日常点検でゴム部品の状態を確認し、劣化が進んでいる場合は早めの対処を検討することが、寒冷地で安心して使い続けるためのポイントです。

寒冷地対策を考えるなら「車の見直し」も選択肢

寒冷地対策というと、装備の追加や日常メンテナンスに目が向きがちですが、実は「今の車が環境に合っているか」を見直すことも重要です。

特に年式が古い車や、もともと寒冷地使用を想定していない車の場合、対策を重ねても不安が残ることがあります。

寒冷地対策

寒冷地での使用に向かない車とは

寒冷地で使いにくい車の特徴として、まず挙げられるのが寒冷地仕様が設定されていない車です。

バッテリー容量が小さい、ヒーター性能が弱い、下回りの防錆処理が不十分といった点は、冬場のトラブルにつながりやすくなります。

また、車高が低く最低地上高が確保できない車は、積雪時に走行や駐車がしづらく、下回りの損傷リスクも高まります。さらに、経年劣化が進んだ車は、寒冷地特有の低温や凍結の影響を受けやすく、結果的に維持の負担が大きくなる傾向があります。

冬本番前に車の価値を知っておくメリット

寒冷地対策を考えるタイミングで、今の車の価値を把握しておくことには大きな意味があります。

冬に入ってからトラブルが起きると、修理や対応に時間と費用がかかり、判断が後手に回りがちです。

一方、冬本番を迎える前であれば、冷静に「このまま乗り続けるか」「買い替えや手放しを検討するか」を選択できます。

車の状態や市場価値を知ることで、無理な修理を重ねるよりも、より安全で快適な選択肢が見えてくることもあります。

まとめ|寒冷地で安心して車を使うために大切なこと

寒冷地では、エンジンやバッテリー、凍結対策など、普段以上に車への気配りが求められます。

事前準備や正しい駐車方法を知っておくだけでも、冬場のトラブルは大きく減らせます。ただし、車の年式や状態によっては、対策を続けても不安が残るケースもあります。その場合は、装備を追加するだけでなく、車そのものを見直すという視点も大切です。

今の車の価値や状態を把握することが、寒冷地でも安心してカーライフを送るための第一歩と言えるでしょう。

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