そもそも「燃費がいい車」とは?選び方の基準をおさらい
燃費がいい車とは、「少ない燃料でより長い距離を走れる車」のことです。車の維持費を考える上でも重要な要素であり、特にガソリン価格が高騰している昨今では、多くの人が「燃費性能」を重視して車を選ぶようになっています。
ただし、カタログに記載された燃費数値だけを見て判断すると、実際の使用環境では思ったより燃費が伸びないことも。
燃費の単位「km/L」とは?WLTCモードの見方
燃費の数値は、「1リットルの燃料で何km走れるか」を示すkm/L(キロメートル・パー・リットル)という単位で表されます。数値が大きいほど、燃費が良い=燃料効率が良い車ということになります。
たとえば、
- 20km/L:1Lで20km走れる → 燃費が良い
- 10km/L:1Lで10kmしか走れない → 燃費が悪い
燃費の測定方法としては、以前は「10・15モード」という試験方法が使われていましたが、現在はより実走行に近いとされるWLTCモード(Worldwide-harmonized Light vehicles Test Cycle)が採用されています。
WLTCモードでは以下の3つの走行パターンで燃費が測定されます。
- 市街地モード(低速):渋滞や信号の多い街中走行を想定
- 郊外モード(中速):比較的スムーズな郊外の走行を想定
- 高速道路モード(高速):高速道路での長距離運転を想定
これらを総合した「WLTCモード燃費」は、カタログに最も大きく記載されており、実際の使用環境に近い参考値として利用されます。
実燃費とカタログ燃費はどう違う?
多くの人が混乱しがちなのが、「カタログ燃費と実燃費の違い」です。
- カタログ燃費は、メーカーが基準に沿って試験場で測定した理想的な数値。
- 実燃費は、実際にドライバーが日常的に走行したときの燃費。
例えば、カタログでは「25km/L」とされている車でも、日常の走行では「18〜20km/L」程度にとどまることがあります。
この差が生じる主な原因は以下の通りです。
- エアコン使用やアイドリングの有無
- 渋滞の有無や坂道の多さ
- 急加速・急ブレーキなど運転スタイル
- 荷物や乗車人数による重量差
そのため、実際の使用環境に合った実燃費データを確認することが重要です。口コミサイトや試乗レビューなども参考になります。
ハイブリッド車・軽自動車・EVの燃費の違い
燃費がいい車を選ぶ際には、「どのタイプの車か」も大きなポイントになります。それぞれの特徴と燃費傾向を比較してみましょう。
● ハイブリッド車(HV)
- ガソリンと電気の両方で走る車種。
- 市街地走行ではモーターが活躍し、燃費が非常に良い。
- 燃費の目安:20〜30km/L前後
- 価格は高めだが、ガソリン代の節約で元が取れることも。
● 軽自動車
- 排気量が660cc以下で、車両重量も軽いため燃費が良い。
- 小回りが利き、街乗り向け。
- 燃費の目安:18〜25km/L前後
- 維持費(税金・保険)も安いので、コスパ重視の人におすすめ。
● 電気自動車(EV)
- 電気だけで走る車。ガソリンを使わないため「燃費」は「電費(km/kWh)」で表す。
- 充電コストが安く、ランニングコストは最安。
- 電費の目安:6〜8km/kWh(機種により差あり)
- 充電インフラや走行距離の不安はあるが、短距離移動が多い人には向いている。
【総合編】燃費のいい車ランキングTOP10(2025年最新版)
第1位〜第3位:圧倒的な低燃費モデル
順位 | 車種名 | メーカー | 駆動方式 | 燃費(WLTCモード) | 車両価格(目安) |
---|---|---|---|---|---|
1位 | トヨタ アクア | トヨタ | FF | 35.8 km/L | 約210万円 |
2位 | ホンダ フィットe:HEV | ホンダ | FF | 30.2 km/L | 約220万円 |
3位 | スズキ アルト | スズキ | FF | 27.7 km/L | 約130万円 |
2025年の最新データに基づくランキングで、圧倒的な低燃費を誇るのはやはりトヨタのアクア。軽量ボディに最新のハイブリッドシステムを搭載しており、街乗りでも驚異的な燃費性能を発揮します。ホンダのフィットe:HEVは実燃費との乖離が少なく、通勤・通学ユーザーに高評価。3位のスズキ アルトは軽自動車ながら低価格でコスパも良好です。
第4位〜第6位:バランス型の高燃費車
順位 | 車種名 | メーカー | 燃費(WLTC) | 特徴 |
4位 | 日産 ノートe-POWER | 日産 | 28.4 km/L | 静粛性・加速が優秀 |
5位 | トヨタ ヤリスHV | トヨタ | 27.8 km/L | 小型で運転しやすい |
6位 | ダイハツ ミライース | ダイハツ | 25.0 km/L | 軽くて維持費が安い |
第4〜6位には、燃費と使い勝手のバランスが取れたモデルがランクイン。日産ノートe-POWERはモーター駆動による滑らかな加速が魅力で、運転の快適性も評価されています。トヨタのヤリスも定番人気で、実燃費との乖離が少なく信頼できる1台です。
第7位〜第10位:コスパも重視したモデル
順位 | 車種名 | 燃費 | 本体価格帯 | 特徴 |
7位 | ホンダ N-BOX | 21.2 km/L | 約150〜200万円 | 人気の軽ハイトワゴン |
8位 | スズキ ワゴンRスマイル | 23.6 km/L | 約140〜180万円 | 女性ユーザーにも人気 |
9位 | マツダ2 | 21.6 km/L | 約160〜210万円 | ディーゼル車のエントリー |
10位 | 三菱 eKクロス EV | 18.4 km/kWh | 約230万円 | EVで低コスト運用が可能 |
燃費だけでなく「価格・使いやすさ・整備のしやすさ」も加味したランキング。ホンダN-BOXやワゴンRスマイルなど、ファミリーや初めてのクルマ選びにもぴったりの車種が登場します。
国内外の燃費優秀モデル
車種名 | 国籍 | 燃費(WLTC) |
トヨタ プリウス | 日本 | 32.6 km/L |
ヒュンダイ アイオニック | 韓国 | 29.4 km/L |
フォルクスワーゲン ゴルフeTSI | ドイツ | 25.1 km/L |
燃費性能は国産車が強いものの、海外メーカーも低燃費化に注力しています。ヒュンダイやフォルクスワーゲンの最新モデルも、都市部中心のライフスタイルには合致するでしょう。
エコカー減税対応の車種一覧
車種名 | 減税対象 | 内容 |
トヨタ アクア | 〇 | 自動車税・重量税が軽減 |
日産 ノートe-POWER | 〇 | 自動車取得税免除対象 |
三菱 eKクロス EV | ◎ | 補助金+税制優遇(次世代自動車対象) |
【カテゴリ別】燃費のいい車ランキング2025
軽自動車編:街乗り・通勤向けの低燃費TOP5
- スズキ アルト(27.7 km/L)
- ダイハツ ミライース(25.0 km/L)
- スズキ ワゴンR(23.6 km/L)
- ホンダ N-WGN(23.2 km/L)
- 三菱 eKワゴン(22.5 km/L)
街中走行が多い人には、取り回しが良くて維持費も安い軽自動車がおすすめ。近距離移動でも燃費の差は大きく、ランニングコストに違いが出ます。特にスズキ アルトは燃費・価格・使い勝手のバランスが非常に優れており、通勤や買い物で使う方に人気の一台です。
ハイブリッド車編:実用性&燃費重視モデルTOP5
- トヨタ アクア(35.8 km/L)
- ホンダ フィットe:HEV(30.2 km/L)
- トヨタ ヤリスHV(27.8 km/L)
- 日産 ノートe-POWER(28.4 km/L)
- スズキ スイフトHV(24.4 km/L)
燃費と走行性能を両立したハイブリッド車は、ロングドライブや長距離通勤にぴったり。特にアクアやフィットは、安定した実燃費と小回りの効くサイズ感で高評価を得ています。e-POWERやマイルドハイブリッドを搭載したモデルも登場し、選択肢が豊富になっています。
普通車(ガソリン)編:非HVでも優秀な燃費車
- マツダ2(21.6 km/L)
- トヨタ ライズ(18.6 km/L)
- スズキ クロスビー(18.2 km/L)
- ホンダ フリード(17.4 km/L)
- 日産 キックス(17.0 km/L)
「ハイブリッドじゃなくても燃費は気になる」という方におすすめのカテゴリ。最新のガソリンエンジンは燃費性能が大幅に進化しており、コンパクトカーやSUVでも20km/L前後を実現しているモデルが多数登場。特にマツダ2はディーゼルエンジン車も選べ、経済性に優れた一台です。
EV(電気自動車)編:電費が優秀なモデル紹介
車種名 | 電費(km/kWh) | 満充電航続距離 | 特徴 |
日産 サクラ | 10.2 | 約180km | 軽自動車ベースで街乗り特化 |
三菱 eKクロス EV | 9.8 | 約180km | 小型・充電が早い |
テスラ モデル3 | 6.5 | 約550km | 高速長距離にも対応 |
電気自動車(EV)は、燃料費の削減と環境負荷の低減を両立できる次世代の選択肢。電費(1kWhで何km走れるか)という指標で比較され、街乗り中心なら軽EV、長距離を走る方にはテスラのような大型モデルが適しています。充電インフラの整備も進みつつあり、今後ますます注目されるカテゴリーです。
コストパフォーマンスが高い車種の選び方
燃費と価格のバランスが取れた車
車を選ぶ際、燃費性能はもちろんのこと、車両価格とのバランスも重要な判断材料となります。極端に燃費が良くても、車両価格が高ければ購入時の負担が大きくなり、数年間の維持費をトータルで考えた時にコストパフォーマンスが悪くなるケースもあります。
たとえば、トヨタの「アクア」やスズキの「アルト」は、燃費性能が高いだけでなく、車両価格も抑えられており、非常にバランスの取れた車種と言えます。燃費が良くガソリン代を節約できるうえ、軽自動車やコンパクトカーは自動車税や保険料も安く済むため、トータルで見た維持コストが非常に優秀です。
コストパフォーマンスに優れた車を選ぶためには、「車両価格」「燃費性能」「維持費」の3つを総合的に比較することがポイントになります。
メンテナンスコストを抑える方法
燃費が良くても、定期点検や故障時の修理費が高額であれば、結果的に維持費がかさむことになります。そのため、購入時にはその車種の「信頼性の高さ」や「部品の流通状況」、「修理対応のしやすさ」も確認しておきたいところです。
たとえば、国内メーカーの軽自動車やコンパクトカーは、部品が手に入りやすく、整備工場も多いため、修理費用が比較的安価で済みます。また、燃費だけでなく、ハイブリッド車のように構造が複雑な車は故障時の修理代が高額になるケースもあるため、購入前にリコール情報やオーナーの評判を調べておくのも有効です。
加えて、定期的なオイル交換やタイヤの空気圧チェックを欠かさないことで、車の寿命を延ばし、トラブルを未然に防ぐことができます。長い目で見れば、こうした日々のメンテナンスこそが大きなコスト削減につながるのです。
燃費性能が向上した新モデルの紹介
最新技術を搭載した注目の新車
近年は、各メーカーが次々と最新技術を取り入れた車種を発表しており、燃費性能は目覚ましい進化を遂げています。特に注目されているのは、トヨタの新型「ヤリス」や、ホンダの次世代型「フィットe:HEV」などのハイブリッドモデルです。これらの車は、エンジンとモーターの協調制御がさらに洗練されており、ストップ&ゴーの多い市街地走行でも燃費の低下を抑えるように設計されています。
さらにEV市場では、日産「サクラ」や三菱「eKクロスEV」などの軽自動車EVが登場し、電費(電気の燃費)の面でも優秀な性能を発揮しています。街乗りに特化した構造で、通勤・買い物に最適な選択肢となっています。
メーカー別の燃費向上戦略
各メーカーは独自の技術や設計思想をもとに、燃費向上への取り組みを強化しています。トヨタは「TNGA(Toyota New Global Architecture)」という車体設計の共通化によって、車両重量の軽量化と走行性能の向上を両立し、燃費性能にも寄与しています。
ホンダは「e:HEV」システムを中心とした電動化戦略を進め、ガソリンエンジンは発電に専念させ、走行にはモーターを使う効率的な仕組みを採用。これにより、市街地でも安定した低燃費を実現しています。
日産は「e-POWER」というシリーズハイブリッドシステムを用い、モーター走行の滑らかさと、エンジンによる発電の効率化を両立。運転のしやすさと燃費の良さを高次元で融合させています。
発表されたばかりのモデルの燃費予測
2025年には、スバルの新型「インプレッサHV」や、マツダの次世代型「CXシリーズ(マイルドハイブリッド搭載)」など、燃費性能に焦点を当てた新型車が続々と登場予定です。これらの車は、欧州の環境規制を意識した技術が盛り込まれており、WLTCモードで20km/L以上の性能が期待されています。
また、今後のEV新モデルにおいては、従来よりもバッテリー容量が増え、1回の充電あたりの航続距離が大幅に改善される見込みです。これにより、電費性能と実用性がさらに向上し、より多くのユーザーにとって現実的な選択肢となるでしょう。
燃費向上と環境への影響
燃費性能の向上は、単に経済的なメリットだけでなく、CO₂排出量の削減にも直結します。1台1台の車が燃費性能を上げることで、日本全体の温室効果ガスの削減にも大きく寄与します。政府が進めるカーボンニュートラル政策とも相まって、今後の新車開発では「燃費」と「環境性能」がますます重要なテーマとなるでしょう。
さらに、EVやPHEV(プラグインハイブリッド)車が普及すれば、再生可能エネルギーと組み合わせたクリーンな移動手段として、持続可能な社会の実現に貢献することになります。自分にとってお得な車を選ぶことが、結果として地球環境にも優しい選択になるということです。
長距離ドライブに適した経済的な車特集
長距離ドライブに最適な燃費性能
長距離ドライブでは、燃費性能の良さが直接的にコストに反映されるため、経済性を重視する人にとっては車選びの重要なポイントとなります。特に高速道路ではエンジンの回転数が一定になりやすく、車の燃費効率が最大限に発揮される場面でもあります。ハイブリッド車は市街地に強いイメージがありますが、高速走行中のモーターアシストや回生ブレーキによって、長距離移動時も高い燃費性能を維持するモデルが増えています。
たとえば、トヨタ プリウスやホンダ フィットeHEVは高速巡航時でもリッター30km前後の実力を発揮し、燃料代を大きく抑えることができます。
高速道路での燃費テスト結果
実燃費を重視するなら、高速道路での燃費テスト結果にも注目しましょう。高速走行ではエンジン効率や空気抵抗、重量バランスが燃費に大きく影響します。
以下は高速道路における実燃費のテスト結果(※ユーザー実測平均)です。
車種 | カタログ燃費(WLTC) | 高速実燃費(目安) |
---|---|---|
トヨタ プリウス(HV) | 約32.1 km/L | 約27.0 km/L |
ホンダ シャトル(HV) | 約28.4 km/L | 約24.5 km/L |
スバル レヴォーグ(HV) | 約16.5 km/L | 約15.0 km/L |
トヨタ カローラ(HV) | 約29.0 km/L | 約25.5 km/L |
※走行環境、エアコン使用、速度などにより変動あり。
高速走行においては、空力性能とエンジンの回転数制御が鍵となります。最新モデルでは、低回転高トルク型エンジンや、無段変速機(CVT)を搭載している車がより高燃費を実現しています。
SUV vs セダン:どちらが経済的?
「経済的な車」と言えばセダンやコンパクトカーを想像しがちですが、近年ではSUVも燃費性能が改善されており、選択肢に入るようになっています。
一般的に、SUVは車高が高く重量も重いため燃費は不利ですが、ハイブリッドシステムや軽量ボディの採用により、セダンと遜色ない燃費を出すモデルもあります。たとえば、トヨタ ヤリスクロス ハイブリッドや日産 キックス e-POWERなどは、SUVながら20km/L以上の燃費性能を発揮します。
それでも、純粋に燃費だけを求めるなら、空力性能が高く軽量なセダンやコンパクトカーの方が有利です。ただしSUVは積載力や運転姿勢の快適さで長距離に向いている面もあり、用途に応じた選択が求められます。
燃費を上げるための運転テクニック
車の燃費は、運転の仕方によっても大きく左右されます。以下のようなテクニックを意識することで、長距離ドライブでも燃費を向上させることが可能です。
- 急発進・急加速を避ける:アクセルはじんわりと踏み、エンジンの回転数を抑えることで燃料消費が抑えられます。
- 一定速度を保つ:高速道路ではクルーズコントロールの利用もおすすめ。速度の変動が少ないほど燃費が安定します。
- エアコン使用を最小限に:冷房はエンジンに負担をかけるため、設定温度を高めにするか送風モードでの運用が効果的です。
- タイヤ空気圧の管理:空気圧が不足すると転がり抵抗が増え、燃費が悪化します。定期的なチェックを心がけましょう。
こうした日常的な工夫の積み重ねが、燃費とコストの差となって表れます。
軽自動車と普通車の燃費比較ランキング
軽自動車燃費ランキングとその理由
軽自動車は車両重量が軽く、排気量も抑えられているため、非常に高い燃費性能を誇ります。2025年時点でのトップクラスは以下の通りです。
車種 | 燃費(WLTC) |
スズキ アルト | 27.7 km/L |
ダイハツ ミライース | 25.0 km/L |
スズキ ワゴンR | 23.6 km/L |
これらの車が高燃費を実現している理由としては、軽量な車体、エンジンの最適化、アイドリングストップ機能、低燃費タイヤの採用などが挙げられます。特に市街地走行や近距離移動の多いユーザーにとって、軽自動車の経済性は群を抜いています。
普通車トップモデルの燃費性能
一方、普通車でもハイブリッド技術や軽量ボディの工夫により、非常に優れた燃費性能を持つモデルが登場しています。
車種 | 燃費(WLTC) |
トヨタ アクア | 35.8 km/L |
ホンダ フィットe:HEV | 30.2 km/L |
トヨタ ヤリスHV | 27.8 km/L |
これらのモデルは軽自動車に近い車両価格帯でありながら、普通車としての安全性や乗り心地、収納力も兼ね備えています。特に、日常の通勤とレジャーを両立したいファミリー層に人気です。
燃費ランキングで見る軽自動車と普通車の違い
軽自動車と普通車を燃費だけで比較すると、軽自動車の方が高い数値を示すことが多いですが、ハイブリッド技術を持つ普通車はその差を縮めてきています。また、燃費以外にも「車内の広さ」「高速走行の安定性」「安全装備の充実度」など、比較ポイントは多数あります。
・軽自動車:維持費が安く、街乗りに最適。狭い道や駐車も楽。
・普通車(ハイブリッド含む):燃費も良好で、長距離や高速走行に強い。安全・快適性が高い。
つまり、用途やライフスタイルに合わせて、どちらの車種が経済的かを判断することが重要です。
燃費だけじゃない!車選びでチェックすべきポイント
年間の燃料コストで考える「本当に得な車」
燃費が良い車は一見「お得」に思えますが、本当に経済的かどうかを判断するには、年間の燃料コストに換算して考えることが重要です。たとえば、同じ20km/Lの燃費でも、年間1万km走る人と3万km走る人では、燃料費に大きな差が出ます。
仮にガソリン価格が1L=170円、年間1万km走行とした場合。
- 燃費15km/L:年間約11.3万円のガソリン代
- 燃費25km/L:年間約6.8万円のガソリン代
つまり、年間約4.5万円の差が出ます。燃費は「走行距離に応じてコスト差が出る」ため、自分の走行スタイルを把握したうえでの車選びが大切です。
車両価格・維持費・保険料も比較して判断
燃費が良い=経済的というイメージは根強いですが、「車両価格」や「維持費」「保険料」まで含めて総合的に判断することが賢明です。
車を選ぶ際に燃費の良さは大きな魅力ですが、実際には車両本体の価格や日々かかる維持費、さらには保険料まで含めて総合的に判断することが重要です。例えば、燃費性能に優れたハイブリッド車はガソリン代が節約できるものの、車両価格が高めに設定されているため、初期投資が大きくなります。一方、軽自動車は燃費だけでなく、自動車税や保険料が安いというメリットもあり、トータルのコストが抑えられます。さらに、EV(電気自動車)は燃料コストは低いですが、車両価格の高さや自宅への充電設備設置費用が必要になる場合もあり、これらも含めて費用を考慮することが欠かせません。つまり、購入時の価格だけでなく、長期間にわたる維持費や保険料まで視野に入れた上で比較検討することで、より経済的に満足できる車選びが可能になるのです。
ライフスタイルに合ったボディタイプを選ぶ
燃費の良さだけにとらわれず、自分のライフスタイルに合った車のボディタイプを選ぶことも重要なポイントです。例えば、一人暮らしや街乗り中心の方には、運転しやすく狭い駐車場でも取り回しが良い軽自動車やコンパクトカーが適しています。家族が多かったり、荷物をたくさん運ぶことが多い場合は、広い室内空間を持つミニバンやステーションワゴンが便利です。また、アウトドアが趣味で長距離移動が多い方には、走行安定性や積載力に優れたSUVや燃費性能の高いハイブリッドセダンが向いています。毎日の通勤や買い物、休日のレジャーなど、自分の使い方や必要なスペースを考えた上で適切なボディタイプを選ぶことで、日々の運転の快適さや満足度も高まり、長く愛用できる車選びにつながります。
燃費のいい車に関するよくある質問(Q&A)
Q. 高速道路と街乗りでは燃費は変わる?
はい、明確に違いがあります。高速道路では燃費が良くなる車種が多いのが特徴です。理由は、エンジンの回転数が一定で、ブレーキやアクセルの操作頻度が減るため、無駄な燃料消費が抑えられるからです。
一方、街乗りは信号待ちや加減速が多く、アイドリングやブレーキの頻度も高いため、燃費が悪化しやすい環境です。ハイブリッド車はこの街乗り環境に強く、モーター走行の比率が高まるため、街乗りではHVが圧倒的に有利になります。
Q. EVは本当に燃費(電費)がいいの?
EV(電気自動車)は燃費の代わりに「電費(Wh/kmやkm/kWh)」で表されます。EVはエネルギー変換効率が高く、ガソリン車と比べて圧倒的にコストパフォーマンスに優れています。
例えば、1kWhの電気料金が30円で、電費が6km/kWhの場合
- 1km走るのにかかる電気代は約5円(=30円÷6)
- 一方、ガソリン車(15km/L、170円/L)の場合は約11.3円/km
このように、走行コストは半分以下になることも。さらに、税制優遇やメンテナンスコストの低さもEVのメリットですが、バッテリー劣化や充電設備の有無など、注意すべき点もあります。
Q. 軽自動車とハイブリッド、どっちが得?
答えは「人による」です。下記のように、使用用途や走行距離、求める装備などで判断が分かれます。
- 軽自動車:維持費が安く、街乗りや短距離に最適。年1万km未満の人におすすめ。
- ハイブリッド車:燃費性能が高く、長距離走行でも低コスト。年間1.5万km以上走る人にはコスパが良い。
つまり、通勤距離が短く街中メインの人は軽自動車、出張や旅行などで長距離が多い人はハイブリッド車がおすすめです。
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「燃費のいい車に買い替えたいけど、今の車はどうしよう?」という方へ。
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