1. お車ユーザーの豆知識

車の走行距離は買取価格に影響する!その理由と高く売るコツを紹介

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車の乗り換えを検討する際に気になるポイントは、やはり今乗っている車の「買取価格」でしょう。当記事では買取価格に大きく影響を及ぼす「走行距離」の目安や一般的に10万kmが目安とされている理由と交換が必要になる部品、走行距離の多い車を高く売るコツを紹介します。

理想の価格で売れるように、走行距離についての知識を知って、気になるポイントをしっかりと押さえておきましょう。

車の走行距離は1年で1万km程度が目安

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一般的に車の走行距離は、平均的な乗り方をした場合「1年で1万km」が目安と言われています。例えば新車登録から2回目の車検を受ける5年経った車の走行距離は5万km程度と考えられます。

そのため「年数×1万km」した際に少ない走行距離の場合は高く売れやすいと言えるでしょう。しかし、状態にもよりますが、乗った年数よりも極端に距離が少ない場合は、「メンテナンス不足の可能性があるのでは?」と敬遠される可能性もあるため一概に距離さえ少なければ高いということにはならりません。そんな時は定期的なメンテナンスをしっかりしていることをアピールしましょう。

10万kmが買い替え目安となる4つの理由

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車を手放す理由は「新しい車への乗り換え」や「そもそも車が必要なくなった」など人それぞれですが、買い替える場合の大きな目安と思われるのは「走行距離いか」です。

まず、走行距離10万kmがなぜ買い替えの目安となるのか、その理由を「需要の減少」「消耗品の交換時期」「メーカー保証」「自動車税の税率アップ」に分けてそれぞれ解説します。押さえるべきポイントを知って、上手なタイミングで車を買い替えましょう。

1.需要が少なくなり買取金額が下がる

走行距離が10万kmを超えた車は、10万km以下の車と比較すると中古車市場での需要が一気に少なくなります。例えば皆さんも買い替えを検討するとき、10万km以下の選択肢を選ばれるのではないでしょうか。そのため、特に軽自動車では買取金額が大幅に下がる場合がほとんどです。

元々、人気がある車種やメンテナンスが行き届いた車でない限り、価値が低くなると考えられるため、多くの人が、走行距離10万kmを迎える前に買い替えるのはこのことが理由です。10万kmを超えても乗る人は廃車になるまで乗り潰すケースが多いでしょう。

2.消耗品の交換時期を迎える

走行距離10万kmは、タイミングベルトをはじめとした高額な消耗品の交換推奨時期を迎えることも理由の1つです。タイミングベルトは走行距離10万kmを超えると切れてしまう可能性が高まり、万が一切れてしまうとエンジンに対して大きなダメージを与えます。
タイミングベルトの交換は部品代よりも作業工賃が高くなります。おおよそ3万円から6万円ほどかかります。そのため、一緒にエンジン回りの部品、例えばウォーターポンプなども交換を推奨されます。
なお、交換の不要なタイミングチェーン式の車もあるので、自分の車が何なのかメンテナンスノートなどで確認するとよいでしょう。

その他にもメーカーが10万km毎の交換を推奨しているものにはトランスミッションオイルおよびトランスファオイル、フューエルフィルター(燃料フィルター)、点火プラグがあります。
そのほか、車検の際には10万km一つの目安としてブレーキホースやブレーキキャリパーなどのブレーキ関係、サーモスタット、ウォーターポンプ、ラジエターなど冷却装置、ショックアブソーバー、マフラー、エンジンマウント、パッキン類などの多くの部品の交換を整備業者から勧められることが多く、それらの費用が重なると高額になってくるため、交換や整備をするよりも、車の買い替えを選ぶ人が多い傾向にあります。

参考までに以下、高額な交換費用が掛かるものの一例です。

タイミングベルト 30,000円~
ラジエター 30,000円~
ディスクローター 30,000円~
マフラー 20,000円~
エンジンマウント 25,000円~

3.メーカー保証が切れる

メーカー保証は多くの場合で最長でも5万m、もしくは10年までのケースがほとんどです。メーカー保証が切れる前に車を乗り換える人が多いのはこのためといえます。

メーカー保証でカバーできる故障や修理は幅広く、余計な費用を掛けたくない場合はメーカー保証が切れる前に乗り換えることをおすすめします。メーカー保証が切れても乗り続ける場合は、万が一の費用も想定する必要がある点を覚えておきましょう。

4.自動車税と自動車重量税が上がる

毎年4月に支払い通知が来る「自動車税」や車検ごとに必要な「自動車重量税」の2つは、新車登録した年から13年経過すると税率が上がる制度があります。

そのことから、支払う税金が増える13年目までに車を乗り換える人が多いです。2019年一般財団法人自動車検査登録情報協会「車種別の平均使用年数推移表」を参考にすると、乗用車の平均使用年数は「12.91年」と税金が上がる前に乗り換える人が多いのがわかります。

参考:わが国の自動車保有動向

買い替えを検討させる交換部品、整備

10万kmを目安に乗り換えが行われるのは、車が走行する上で欠かせない部品「タイミングベルト」「タイヤ」の交換時期とも関連します。ここではそれぞれの部品の寿命や交換の目安などを紹介しますので、チェックしておきましょう。

1.エンジンに関係する「タイミングベルト」

タイミングベルトは、エンジン吸排気のタイミングを調整する部品です。先述の通り、タイミングベルトは多くの車で、10万kmを目安に交換が推奨されています。

タイミングベルトのみの交換であれば数万円程度で済みますが、周辺部品の交換が必要な場合は10万円以上の費用が掛かることもあります。また走行距離にタイミングベルトに関するトラブルが生じた場合は、重大な事故や致命的な故障につながるリスクがある点にも留意してください。

状態次第では違反扱いになる「タイヤ」

タイヤはきちんと状態を確認することが必要な部品です。適切にメンテナンスした状態でなければ、「整備不良」として違反扱いになる場合もあります。乗る頻度や路面状況によって摩耗スピードが異なりますが、一般的に4〜5年を目安に交換する場合が多い部品です。

タイヤ交換費用は車種・タイヤのグレードによって大きく異なりますが、国産であれば4本で2万円~10万円程度します。決して安いものではないので燃費や安全性に大きく関わりますので、定期的なチェックをおこない、異変を感じた際は早めに交換しましょう。

見た目に影響する塗装の劣化

10万km、10年も走行すると、保管場所にもよりますがクリアの剥がれやメッキの剥がれが出てきます。一度剥がれだすと洗車するたびに周辺に広がっていき、古い車と感じさせてしまいます。

走行距離の多い車を高く売るコツ


走行距離が多い車を少しでも高く売るにはコツが必要です。メンテナンスをしっかりおこなってきた車であることをアピールしたり、海外へ販路を持っているお店を選んだりすることなど、考えるポイントがいくつかあります。

ここでは走行距離の多い車を高く売るコツについて詳しく紹介しますので、事前にポイントを押さえておきましょう。

メンテナンスの行き届いた車であることをアピール

走行距離と車の寿命は比例するため、大事にメンテナンスしながら乗ってきたことをアピールしましょう。例えば、10万kmを目安に交換が推奨されるタイミングベルトを交換していることや定期的な部品交換を怠たらずに乗っていることは大きなアピールポイントになります。

走行距離が長くてもしっかりとメンテナンスしながら乗ってきたことがわかれば、買取するお店側も「この車はトラブルは起こりにくい」と判断し中古車として買い取る可能性が高まるでしょう。

海外に販路を持つ店に売却する

海外に販路を持つお店は、走行距離が長い車を高く買い取ってくれる可能性があります。海外では品質の高い日本車は、高値で取引されている場合もあるのです。
日本国内の基準では、紹介したように「10万km」がひとつの目安とされています。しかし海外では倍の「20万km」を超える車でも需要があります。
ただし、現在はインターネットがありますので、直接的でなくても間接的であればほとんどの買取店であれば海外とつながっているといえます。

*なお、廃車ひきとり110番を運営する「株式会社イー・エス・コーポレーション」は創業以来、海外企業と直接取引をおこなっております

適切な買取業者を選ぶようにしよう!

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こまで車の走行距離の目安と交換が必要になる3部品、走行距離の多い車を少しでも高く売るコツを紹介しました。買取価格は、基本的に「乗った年数×1万km」を基準に寿命を考えて査定されます。

しかしメンテナンスを適切にしてきたことをアピールしたり、買取業者の販路を確認することで査定価格がUPすることもあるのです。自分の車の状態や売りたい価格を考えて、適切な買取業車を選びましょう。車の買取を検討されている方は、査定無料の「廃車ひきとり110番」にぜひご相談ください。

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