1. 廃車するときの豆知識

廃車を無料で引き取れるのはなぜ?理由と優良な業者の探し方を解説

業者によっては廃車を無料で引き取っていることもあります。しかし、本当なのか気になる方もいるでしょう。本記事では、廃車を無料で引き取れる理由からだまされたケース、優良な業者の探し方まで解説します。廃車をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

廃車を無料で引き取っている業者はたくさんあり、そのほとんどは実際に無料で引き取っています。

なかには、売却額が高くなりプラスになることもあるようです。

しかし、事故車でも無料で廃車を引き取ると明言している業者もいます。

「事故車なのになぜ…?」と思う人も多いでしょう。

そこで本記事では、廃車を無料で引き取れる理由を解説します。

また「無料の言葉に惹かれてだまされたくない!」と思っている方のために、だまされたケースをご紹介したうえで、優良な業者の探し方も解説します。

なるべくローコストで廃車にしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

1. 廃車を無料で引き取ってくれるのはなぜ?

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「廃車を無料で引き取ってくれる」と聞いたとき、なぜ使い道のない廃車が売れるのか疑問に思う方も多いでしょう。

廃車でも無料で引き取ってくれる理由は、廃車でも中古車として再販できることや、部品に価値があることが挙げられます。

国内では中古車として販売できないほど状態が悪い車でも、海外では需要があるため廃車でも引き取りが可能です。

1-1. 部品が再販されたり専門業者向けのオークションに出品されたりする

廃車買取業者は、買い取った廃車を解体して部品を取り外し、それらをリユース・リサイクルすることにより利益を得ています。

業者向けのオークションに出品するなど販路が確保されているため、無料で買い取っても利益が出る仕組みです。

オークションには輸出業者・販売業者・板金業者などがおり、40,000社以上が参加するため落札される確率が高いといえます。

このように、廃車をオークションにかけたり部品をリユース・リサイクルしたりすることで利益が出るため、廃車でも無料で引き取ってくれます。

1-2. 協力会社に引き取りをお願いしている

廃車でも利益が出るとはいえ、人件費や店舗の運営費など経費がかかる点は多いです。

しかし、廃車買取業者はあらゆる経費を削減することで、お客様に還元できるような体制をとっています。

例えば、協力会社で引き取りできるようにすれば、店舗の経営にかかる経費が削れます。

店舗の運営にはテナント代や光熱費などさまざまな項目で経費がかかりますが、協力会社で引き取り可能にすればこれらの経費が浮いて削減可能です。

また、自社店舗を全国に持たずに廃車を引き取り・買い取りできるのもメリットの1つでしょう。

自社店舗が少なくても、全国から廃車を集められます。

2. 事故で廃車になった場合も本当に無料?

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廃車買取業者の中には、事故で廃車となった車でも無料で引き取る旨を公式サイトで明記しているケースもあります。

事故になった廃車は、公式サイトで無料であることを明記しており、かつ例外に関する注意事項が書かれていなければ無料での引き取りが可能です。

「事故が原因で廃車になったのに無料で引き取ってくれるの⁉」と半信半疑になる方も多いでしょう。

事故による廃車は大きなダメージがあるイメージが強く、とても価値があるとはいえないだろうと多くの方が思っているはずです。

事故が原因による廃車も無料で引き取れる理由は、部品を販売することにより利益を上げられるためです。

中古車としてそのままオークションにかけられなくても、分解した部品を売ることで十分な利益を確保できます。

ただし、悪質な業者の場合は注意事項について小さな文字で書かれていることもあるため要注意です。

これに気づかず査定を依頼してしまい、査定時もしくは売却時に手数料などがかかってしまうこともあります。

無料で引き取れると受け止められそうな文言を公式サイトに書いているケースや、査定時に明確な説明がないケースも注意してください。

売却時になって、いきなり手数料が発生したことを伝えてくる可能性があります。

3. 【廃車無料の落とし穴に要注意】悪質な業者の事例解説

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先ほど説明したように、廃車買取業者の中には悪質な業者もいます。

例えば、査定時には高い価格を提示し、売却時になって市場価格を理由に売却額を下げたり、売却時になって手数料が発生したことを伝えたりするケースです。

よい査定額を提示されたから選んだのに、売却時になってから売却額が下がったり手数料が発生したりすると「他社に依頼すればよかった」と後悔することもあるでしょう。

悪質な業者の事例をいくつか解説しますので、廃車の引き取りを検討している方はぜひ参考にしてください。

3-1. 市場価格を理由に売却額が下げられたケース

1つ目は、市場価格などを理由に売却額が下げられてしまったケースです。

査定時には高い値段がついたものの、数日後に売却したら「売却日の市場価格が査定した日より下がっている」と理由をつけられ、売却額を下げられてしまうことがあるようです。

確かに、車の市場価格は日々変動しています。

数日前は高かったものの、売却する日に安くなってしまうことも考えられるでしょう。

しかし、査定額を聞いて売却を決めたのに、売却する当日になって安くなったのでは他社と比較した意味がありません。

そのほかにも、査定時には気がつかなかった車の傷や色あせなどを理由に、売却額を下げようとする業者もいます。

さらに悪質なケースでは、電話査定時の金額はあえて高く伝え、実車査定時に値段を下げる手法をとっていることもあるようです。

3-2. 売却時に手数料が発生したことを伝えてきたケース

2つ目は、査定時には手数料について伝えておらず、売却時になって手数料が発生したことを伝えてくるケースです。

手数料は査定額から差し引かれ、残ったお金を受け取ることとなります。

手数料でよくあるのは、レッカー費用・取引費用・廃車手続きの代行手数料などです。

手数料が発生しない他社と比べると、かなりの損をしてしまいます。

これらの手数料が発生しない業者で売却したい場合は、必ず公式サイトで確認してください。

公式サイトにどの手数料が無料になるのか明記してあれば、売却時に「手数料が発生した」といわれても、公式サイトに明記してあると強く拒否できます。

3-3. お金を持ち逃げされたケース

3つ目は、書面で契約して売却手続きを行い、車を引き取った後に査定額を振り込まずそのまま逃げられてしまうケースです。

何も請求されなければ廃車を無料で引き取られたことになりますが、査定額が提示されたにもかかわらず振り込まれない場合は、持ち逃げされたと考えましょう。

このような悪質な業者の場合は「査定額から手数料を引けば無料もしくはプラスになる」と言われ、先に廃車にかかる手数料を支払わせられることも考えられます。

このような場合は本当に廃車にされているかどうかもあやしいため、廃車になっているか確認することも必要です。

3-4. 還付金を取られてしまったケース

3つ目は、廃車後に受け取れる還付金を取られてしまったケースです。

廃車にすると、還付金がもらえることもあります。

しかし、顧客が還付金に関する知識がないのを利用して、還付金を取られてしまうことがあるようです。

廃車に伴う還付金は、自動車税・自動車重量税・自賠責保険の一部です。

年度内に廃車にした場合、残りの期間を月単位で割ったものが手元に戻るようになっています。

自動車税の還付金は廃車手続きさえすれば都道府県から通知されますが、自動車重量税と自賠責保険については申請する必要があります。

これを知らないがために悪用され、還付金を取られてしまうこともある点に注意しましょう。

もし売却時に還付金に関する説明がなければ、誠実な業者であるか否かをより慎重に判断する必要があります。

また、還付金に関して質問した際にうまく説明できない業者もおすすめできません。

4. 信頼できる無料廃車業者の選び方

悪質な業者を選ばないためには、信頼できる無料廃車・買取業者を選ぶことが重要です。

そこで、廃車を無料で引き取ってくれる安全な業者の特徴について解説します。

公式サイトのどこを見ればよいのかも細かく説明するため、廃車を検討している方は参考にしてください。

4-1. 手数料の有無を公式サイトで明記している

廃車の手続きを依頼した際、手数料が発生するかどうかを公式サイトで明記しているかチェックしてください。

手数料の有無については、トップページの上部に大きく書かれていることが多いです。

例えば「お客様負担0円」「レッカー・書類代行費用無料」「廃車手続き・廃車費用すべて無料」など、どのような点が無料になるのか明確に書かれています。

逆に、そのような文言が見つからず「面倒な廃車手続きを簡単に!」「原則0円以上で買い取り」のみ書かれている場合は要注意です。

この場合、どちらも確実に無料にするとは明言していません。

特に「原則0円!」と書かれている場合、無料で引き取ってくれない可能性が高いでしょう。

手数料が発生することについて、むしろ詳しく説明しているのであれば信頼できる業者と考えられます。

査定額が高い業者よりも、このように信頼できる業者を選べば損をする可能性もかなり低いです。

4-2. 公式サイトに資格についての掲載がある

公式サイトの「会社概要」を見れば、取得している資格が確認できます。

廃車の業者であれば「自動車リサイクル法 業者登録番号 第○○○○号」と書いてあります。

公式サイトにその記載があれば、きちんとした業者であるか簡単に確認可能です。

ただし、悪質な業者であれば登録番号を勝手に書いていることも考えられます。

そのため、登録番号を見ただけで本当に登録されているのか判断できないこともあるでしょう。

記載されている番号があっているか不安なときは、自動車リサイクルシステムの「自動車リサイクル法関連事業者一覧」で検索してください。

自治体登録番号と事業者の氏名または名称、事業所の名称・所在地・電話番号が確認できます。

4-3. 明確に事前説明をしてくれる

査定時の事前説明が明確であれば、かなり信頼できる業者と思ってよいでしょう。

可能であれば還付金についても質問し、正しく返答できているか見てください。

説明に間違いがなければ、正しい知識を身に付けた人であることがわかります。

また、査定額と売却額に差が出ることはないか確認しておくのもよいです。

業者によっては売却時に市場価格が落ちていても、査定額で買い取りすることを約束していることもあります。

5. 廃車の無料・売却するには?

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廃車を無料または売却するためには、自分で業者を探すかポータルサイトの活用がおすすめです。

特に、廃車の・買取業者のポータルサイトを利用すれば、簡単に業者探しができます。

なお、廃車にする場合は以下の書類が必要です。

仕事や家事などで忙しくあまり時間が取れない方は、早めに準備するとよいでしょう。

【普通車】

・自動車検査証

・ナンバープレート

・申請書

・所有者の印鑑証明書

・所有者の実印

・解体にかかる移動報告番号および解体報告番号

・解体届…登録識別情報等通知書・申請書・解体にかかる移動報告番号および解体報告日・所有者の記名押印または署名

【軽自動車】

・自動車検査証

・ナンバープレート

・使用済み自動車証明書

・解体届出書

・軽自動車税(種類割)申告書(報告書)

・解体届…使用済み自動車証明書・解体届出書

5-1. 廃車の・買取業者を自分で探す

1つ目は、自分で近くの業者を探す方法です。

複数社で査定してもらい、その内どの業者で売却するか検討します。

自分で車を運んで複数社へ査定を実施してもらうため、時間と手間がかかることが特徴です。

しかし、自分の目で業者を1社ずつ確かめながら選べる点は、メリットであるといえます。

信頼できる業者を元から知っていれば、このように自分で探して査定してもらうとよいでしょう。

ただし、知らない場合は手当たり次第業者をあたることとなり、なかなか絞り込みができないこともある点に注意してください。

5-2. 廃車の・買取業者のポータルサイトを利用する

2つ目はポータルサイトを利用して業者を探す方法です。

ポータルサイトで「一括査定」すれば複数社が査定し、その査定額が通知されます。

パソコンやスマートフォンから簡単にできるため、手軽に査定できることがメリットです。

ただし、査定後に一気に複数社から電話が来ることがあります。

仕事中にたくさん着信があると不快になる人も多いため、その点について理解しておきましょう。

6. 比較サイトなら買い取りも期待できる?お得な理由とは?

廃車の・買取業者のポータルサイトとは、廃車の・買取を専門とする業者の情報を一度に集めたサイトです。

閲覧者は情報を比較し、気になる業者のサイトにアクセスできるようになっています。

このようなポータルサイトや比較サイトを利用するメリットは、複数社を比較できることと探す手間が省けることです。

自分では探すことが難しい、優良な業者を探すこともできます。

6-1. 複数社から選べる

自分で廃車業者を探す場合、1日に何社も回れません。

しかし、ポータルサイトの一括査定を利用すれば、一気に何社も査定できます。

こちらから査定しに行かなくても、情報のみで仮の査定額を出してくれるため、簡単に業者を絞り込むことが可能です。

簡易的な査定ではありますが、所有している車の価値をある程度把握することもできます。

また、ほかにどんなサービスを実施しているのかも比較できるため、より優良な業者と取引しやすいです。

6-2. 探す手間が省ける

自分の目で確かめることは非常に重要ですが、優良な業者を探してそこから絞り込むにはかなり手間がかかります。

しかし、ポータルサイトを利用すれば優良な業者を簡単に探せます。

何社もの店舗に持ち込んで査定する必要もないため、忙しい方には特におすすめです。

7. まとめ

廃車を無料で引き取ってくれたり、査定額をつけて売却できる理由は、廃車であっても海外に中古車として販売できたり、部品に価値があって利益につながったりするからです。

また、なるべく高く利益を出すために、協力会社で引き取ることにより経費を削減しています。

ただし、廃車の無料引き取りを依頼する場合は悪質な業者と取引しないよう注意しましょう。

顧客に知識がないことを利用して還付金を取られてしまうことも考えられるため、廃車を売却する側もある程度の知識は必要です。

どの業者に引き取りや売却を依頼すればよいかわからないときは、廃車・中古車買取の「廃車ひきとり110番」までお任せください。

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