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トラックの廃車方法とは?手続きや買取のコツを徹底解説!

トラックの廃車

事業用・自家用を問わず、長年使ってきたトラックも、走行距離が増えたり故障が多くなってくると「そろそろ廃車に…」と考える方も多いのではないでしょうか?この記事では、大型トラックと中型トラックの違いや用途、サイズの違いを整理して、トラックの廃車手続きや注意点、買取してもらえるケースについて詳しく解説します。

そもそも中型・大型トラックとは?

トラック運転席

中型トラックの定義とは?

中型トラックとは、車両総重量が7.5トンを超え、11トン未満のトラックを指します。
また、最大積載量が4.5トン以上、6.5トン未満であることも条件です。

この区分のトラックを運転するには、「中型免許」が必要です。
(※8トン限定中型免許の場合、最大積載量5トン未満の中型トラックまでに限られます)

中型トラックは、主に地域の配送業や建設業、ルート配送などで使用され、小回りが利く点が特徴です。

大型トラックの定義とは?

大型トラックは、車両総重量が11トン以上、または最大積載量が6.5トン以上のトラックです。
これらを運転するには「大型免許」が必要となります。

長距離輸送や重機の運搬、引っ越し、大型コンテナ輸送など、高い積載能力と耐久性が求められる業務に使われます。

新車価格も高く、業務用途が限定される分、買取時も車両の用途・需要によって査定額が大きく変動します。

大型トラックと中型トラックの比較表

項目 中型トラック 大型トラック
車両総重量 7.5トン超〜11トン未満 11トン以上
最大積載量 4.5トン以上〜6.5トン未満 6.5トン以上
必要な免許 中型免許(または8t限定) 大型免許
主な用途 近距離配送、建設現場、ルート配送など 長距離輸送、重量物搬送、幹線物流など
代表車種 いすゞ フォワード、日野 レンジャー いすゞ ギガ、日野 プロフィア
中古市場での人気 高め(汎用性が高い) 海外含め高需要(状態による)

トラックも廃車できる?普通車との違いは?

結論から言うと、トラックも普通車と同じように廃車可能です。
ただし、以下のような点に注意が必要です。

中型車

✅ 車両の種類によって手続きが異なる

・小型トラック(1tクラス)→ 普通車扱い

・中型・大型トラック → 事業用ナンバー(緑ナンバー)が付いている場合は返納手続きが必要

・ダンプ・ウイング車・冷凍車など → 特殊構造の説明が必要なケースあり

✅ 重量税やリサイクル料の還付がある

車検が残っているトラックなら、自動車重量税の還付があります。
廃車手続きを正しく行えば、お金が戻ってくる可能性も!

トラックを廃車にするには?3つのステップ

① 事前に必要書類をそろえる

書類名 説明
車検証 原本が必要です
所有者の印鑑証明 発行から3ヶ月以内のもの
委任状・譲渡証明書 所有者と使用者が異なる場合や業者に依頼する際に必要
ナンバープレート 前後2枚返却します
リサイクル券 預託済み証明書が必要です

※法人所有車やローン中のトラックは別途書類が必要です。

②運輸支局で廃車手続き

管轄の運輸支局へ出向き、「永久抹消登録申請書」を提出します。
申請が受理されると、登録が抹消され、公道を走れなくなります。

③自動車税の還付申請

トラックは「貨物自動車税」がかかっています。
毎年4月1日時点で所有している車両に課税されますが、年度途中で廃車した場合は月割りで還付されます。

還付金シュミレーター

手続きお任せ

普通車との違いはここ!

項目 普通車(乗用) トラック(貨物)
車両区分 5ナンバー・3ナンバー 1ナンバー・4ナンバー
用途 自家用 商用・業務用が多い
重量税や自動車税 課税方法が異なる 車両重量や積載量で税額が変わる
使用年数 平均10年程度 長期使用や過走行が多い
廃車理由 事故・買い替え 業務縮小・会社廃業・過走行など
解体方法 普通の解体工場で可 専用設備が必要な場合あり(特に大型)

普通車と大型車

注意!トラックは名義が法人のことが多い

トラックは、個人所有よりも法人名義で登録されていることが非常に多い車両です。
そのため、廃車手続きや売却時に必要となる書類や手続きが、普通の自家用車よりも複雑になる場合があります。

法人名義の車両に必要な書類とは?

法人が所有するトラックを廃車・売却する際には、以下のような法人用の証明書類が必要です。

・法人の印鑑証明書(発行から3ヶ月以内)
登録された法人代表印の証明が必要です。

・会社の登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
法人が実在すること、代表者が誰であるかを証明するための書類です。

これらは、個人の印鑑証明や身分証明書に相当するもので、法人名義なら必須となる書類です。

所有者と使用者が異なる場合は「両方の書類」が必要

多くのトラックは、所有者がリース会社やディーラー名義、使用者が運送会社というパターンも多く見られます。

この場合、

・所有者側(例:リース会社)の委任状や印鑑証明

・使用者側(例:運送会社)の譲渡証明書や印鑑証明

といったように、双方の合意と書類が必要になるため、確認と準備に時間がかかることも。

ローンが残っている場合は「所有権解除」の手続きが必要

ローンで購入したトラックの場合、「所有権が販売会社やローン会社に残っている」ことがあります。

この場合は、ローンを完済し、ローン会社に所有権解除書類(所有権解除申請書・委任状・印鑑証明など)を請求し、登録情報を変更する、といった手続きが必要になります。 この「所有権解除」をしないと、売却や廃車の手続きが進められません!

トラックの買取相場はどう決まる?

買取相場

トラックの買取価格は、乗用車と違って車種や用途・市場ニーズによって大きく変動します。

1.年式・走行距離・使用状況

年式が新しく、走行距離が少ないほど高値がつきやすいのは基本です。
また、メンテナンス記録や点検履歴がある場合、評価が上がることもあります。

業務用で使用されたトラックは走行距離が多くなりがちですが、
定期点検やオイル交換の記録が残っていればプラス査定に!

2.車両の状態(事故歴・エンジン・サビなど)

・事故歴の有無

・エンジンやミッションの状態

・ボディやシャーシのサビ・腐食

これらは実際に査定時に確認される重要ポイントです。
特にエンジンの始動性・アイドリングの安定性は評価に直結します。

3.ボディタイプ(車両の仕様)

トラックは、「何を運ぶか」によって使い道が大きく異なるため、仕様によって価値が変わります。

ボディタイプ 買取傾向
平ボディ 汎用性が高く需要安定
ダンプ 建設業界で人気、状態次第で高値
冷凍車・冷蔵車 飲食系配送業者に人気、冷機の状態が重要
ウィング車 荷下ろししやすく物流業者に人気

特装車や架装車は、仕様がマッチするユーザーがいれば高価買取につながる可能性もあります。

4.国内・海外の需要

日本のトラックは品質が高く、特に東南アジア・アフリカ・中東地域などへの中古車輸出需要が高いです。
そのため、古くても輸出向けで値段がつくケースが多数あります。

・いすゞ・ふそう・日野などのブランドは海外でも人気

・マニュアル車・シンプルな構造の車は特に輸出向き

買取業者が輸出ルートを持っているかどうかで、査定額に差が出ることも!

メーカー別!トラック買取相場の目安(2025年春時点)

※状態、オプションにより金額は変動します。
走行距離10〜20万km/年式10年前後の例を元にした参考相場です。

いすゞ(ISUZU)

いすゞ自動車は、国内でトップクラスのトラック販売実績を誇るメーカーです。特にエルフ(小型)やフォワード(中型)、ギガ(大型)といったシリーズは高い評価を得ています。

いすゞのトラックは「燃費性能の高さと耐久性」が特長で、長距離運転にも強く、配送業者や物流会社から根強い支持があります。
また、海外需要も非常に高いため、古くても輸出向けに買取価格がつくケースが多いのもポイントです。

モデル名 買取相場(目安)
エルフ(2t) 30万〜100万円
フォワード 50万〜150万円
ギガ 80万〜200万円

日野(HINO)

日野自動車はトヨタグループの一員であり、プロフィア(大型)やレンジャー(中型)などの主力車種を展開しています。

日野のトラックは「操作性と安全性能」に定評があり、運転のしやすさや、先進的な安全装備の搭載で人気があります。
また、メンテナンス性も高く、国内の整備工場でも扱いやすいため、業者間取引でも信頼性が高いメーカーです。

国内需要がメインですが、車種によっては東南アジアや中東向けに輸出されることもあり、状態が良ければ高価買取につながる可能性も。

モデル名 買取相場(目安)
デュトロ(2t) 30万〜90万円
レンジャー 60万〜160万円
プロフィア 100万〜220万円

三菱ふそう(FUSO)

三菱ふそうトラック・バス株式会社は、ドイツのダイムラーグループ傘下のメーカーで、キャンター(小型)やファイター(中型)、スーパーグレート(大型)が代表車種です。

ふそうは「走行性能とタフさ」が魅力で、過酷な現場や建設業などで重宝されます。
また、ディーゼルエンジンの技術力が高く、パワフルで故障が少ないという点でもユーザーからの信頼が厚いです。

海外での需要もあり、過走行車でも買い手がつきやすいブランドといえます。

モデル名 買取相場(目安)
キャンター(2t) 25万〜85万円
ファイター 50万〜130万円
スーパーグレート 80万〜180万円

日産UD(現・UDトラックス)

UDトラックスは、もともと日産ディーゼルとして知られていたメーカーで、現在はボルボグループの傘下にあります。主力車種はクオン(大型)やコンドル(中型)など。

UDトラックスの特徴は、しっかりとしたボディ設計と耐久性の高さにあります。重量物輸送などにも適しており、大型輸送をメインとする企業に人気です。

ただし、流通台数が少なめな分、中古市場での価格は車種によりばらつきがあり、状態や使用用途によって査定に差が出やすい傾向があります。

モデル名 買取相場(目安)
コンドル 40万〜120万円
クオン 80万〜180万円

メーカー選びは買取額にも影響する!

トラックを売却する際は、メーカーによって買取相場が変わることがあります。

・いすゞ・ふそうは海外輸出向けで高値がつくケースが多い

・日野は国内での流通性・人気が強み

・UDは希少価値が査定に影響しやすい

どちらのトラックも中古市場では高需要!

中型トラックは小回りが効き、配送業や建築現場など幅広く活躍します。
大型トラックは重量物輸送や幹線輸送に欠かせない存在で、どちらも中古車市場での需要が高いです!特に海外では、大型トラックの需要が非常に高く、年式が古くても、走行距離が多くても、高価買取が期待できます。

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