結婚や出産など人生のイベント、どうしても新しい車が欲しいなどの理由で「ローン途中で車を買い替えたい」と思うことがあります。
中には月々のローン支払いを抑えるために、安い中古車に乗り換えたいと考える人もいます。
そこで今回は、自動車ローン途中での買い替えについて解説していきます。
この記事をしっかり読んでローンが残っている車の買い替えを検討しましょう。
ローンが残っている車の買い替えは可能
結論を先に言うと、ローンが残っていても車の買い替えは可能。
しかし不安なのは「古い車のローンはどうなってしまうのか」という点だと思います。
実は多くの人が思いこんでいることのひとつに、「古い車のローン+新しい車のローンを二重で払い続けなければならない」というものがあります。
しかしそれは半分正解で半分間違いなのです。
答えは「新しい車のローンに上乗せすることができる」ということ。
新しい車のローンに上乗せする例
話を分かりやすくするために、下記条件を例に説明します。
条件
- 古い車の月々のローン支払い:3万円/月(残債36万円:12ヶ月)
- 新しい車のローン支払い:3万円/月(残債180万円:60ヶ月)
多くの人の勘違いは「新しい車と古い車のローンを足して、今までの倍の月々6万円支払わなければならない」と思い込んでしまうことです。

車の買い替えをする際多くの人は、自動車ディーラーや大手中古車販売業者に依頼します。
買い替えの際に「今残っているローンの上乗せをお願いしたい」と伝えると、古い車の残債と新しい車の残債を合算して月々のローン支払い額を提示してくれます。
この場合、月々のローン支払いは下記のようになります。
- ローン残債=古い車の残債:36万円+新しい車の残債:180万円=216万円
- 月々のローン支払い=216万÷60ヶ月=3.6万円/月
※上記計算には金利などを含んでいません。






ただし、覚えておかなければならないのは、月々の支払いが思いのほか楽になったとしても残債自体は変わらないということ。



ローンの目安はどのくらいにしておくと良いのか
しかし家庭の事情などもあり、どうしても買い替えたい人もいるでしょう。
無計画のままに新しい車をローンで買ってしまうと、ローン支払額を重荷に感じる方は非常に多いのです。
「もう少し支払額を抑えればよかった」と後悔している場合がほとんど。
ローンを組む際の目安は月収の30~40%
一般的に車のローンは、手取り月収の30~40%程度が限度と言われています。
- 手取り20万円の人:6~8万円/月が限度
- 手取り30万円の人:9~12万円/月が限度
しかし、これはあくまで一般的な限界値。
家庭を持っている方であれば少し厳しい数字。



そのラインであれば、楽ではないですが、支払うことがそこまで難しくないと思います。
しかしこれはあくまで一般論であるため、家計の状況や生活環境を考えた上でローンの支払額は検討しましょう。
ローンが残っている車を売却のみでも可能
「今自分の抱えている債務を完済して心機一転したい」と考えているのであれば売却してしまうのもひとつの手かもしれません。
ローンの残った車を売却する知識は、下記の記事に詳細がありますので一度確認してみてください。


もしも、どうしても車の買い替えをしたいと思う場合はそのまま読み進めてください。
まずは今の愛車の価値を知り、買い替えすべきか判断する
買い替えは「今乗っている車の売却」と「新しい車の購入」がセットで行われます。
次の新しい車の購入の頭金をなるべく用意する意味でも、今の車がどれぐらいで売れるのかが非常に大事。
まずはディーラーの下取り額を確認する
新しい車の購入先が自動車ディーラーであれば、必然的に車の下取り査定が行われることになります。
この下取り査定額が大きいほど新しい車を購入する際の支払額が小さくなります。
そのため下取り価格は、ローンの残債と共にしっかりとチェックするべきなのです。
買い替えするべきか否かの判断基準
前述の説明で予想が付くかもしれませんが、買い替えすべきか否かの基準は下記の通り。
- 買い替えしてもOK:下取り価格>ローンの残債
- 買い替えは控えるべき:下取り価格<ローンの残債
「下取り価格>ローン残債額」となれば、新しい車の頭金になります。
今乗っている車のローンがなくなる上に、購入価格がさらに少なくなる可能性もあるためです。
逆に「下取り価格<ローン残債額」となれば、新しい車に加えてさらにお金が必要になります。
ローンを組むとなれば、月々の支払額が増えてしまいます。






車買取業者に査定依頼する
下取り額だけでなく車買取業者にも査定依頼をすることオススメします。
なぜなら多くの場合「ディーラーなどによる下取り価格<車買取業者の買取価格」であるから。
ディーラーで売るより、一括査定出す方が高く売れるで!
— クーリッジ@こーたろー (@kuriji321) May 2, 2022
車の買取ネット一括査定って初めて使ったけど、何社も一度に電話がかかって来たのは予想通りとして、訪問査定時間を何社か被らせないと自分の時間がもったいないと思った。結局地元で口コミ評価の高い店に行って売ることにした。ディーラーはやっぱり安いね、、
— K@CX-30 (@k_pleyel) February 16, 2020
結局1番高い査定で135万付いたよ
— Zel® (@zel_life2000) March 14, 2020
ディーラー査定は90万だったから45万も差額が…
みんな乗り換える時は面倒くさがってディーラーにした取らせたらダメだよ(笑)
そのため下取り価格よりも高い買取価格が提示され、古い車のローン残債を上回る可能性が高くなります。



買取業者同士を競合させてさらに高い買取額を狙う
さらに高い買取価格にする方法があります。それは車買取業者を競わせること。
売却ダン
— せったい侍 (@SettaiSamurai) January 11, 2020
新しい車は25 日納車である、楽しみである
そのディーラーの #下取り価格 が69 万円であったため、念のためwebで見積依頼したところ、すぐに tel あり、次の日に4社が査定にきたでござる
一時間位査定後、名刺の裏に各社 #買取価格 を書いてきて、最も高い業者に決めたのである https://t.co/ld13aduaZx pic.twitter.com/3cZWb0Cv03
別事業で使う予定やった車を売るのにディーラーに持って行ったら売値40万そこそこやったのに一括査定使って3社から見積もり取ったらMAX80万ついたらしく一括査定やばいなってなってるw#一括査定いいやん
? 西田 祐樹 (@nishidayuki0112) February 20, 2018
車の買取交渉。「是が非でも一番最初に査定したい」と主張していた1社目は「即サイン即引渡で30万円」、断って2社目は32万円。更に断って3社を同時に呼んで名刺の裏に金額を記入していただき入札したら55万円。交渉してみるもんだ。 pic.twitter.com/gyEqyVDoF1
— 軍手 (@gunziotaku) November 10, 2016
引越しで車売るから今日査定してもらったんだけど、数社一気に査定して名刺の裏に金額書いて一斉に開くシステムめっちゃドキドキした。
— マリモ (@marimo_mt) August 4, 2019
昨日電話査定した時結構低くて色々覚悟した上での今日だったけど、4倍以上の額出てアヘ顔止まらなかった。
どうしても1社のみだと足元を見た買取価格になります。
買取業者にとってみれば、安く変えた方が利益が取れるため、至って当たり前の話。
3~5社程度の車買取業者を競合させると、ライバルを意識するので、足元を見た買取価格が提示されにくくなります。






車一括査定を使えばカンタンに競合させることができる
3~5社に一気に査定依頼ができるサービスがあります。
それが車一括査定と呼ばれるサービス。
車一括査定を使えば、1社1社に査定依頼をする必要がなくなります。
さらには、買取業者からしても、競合がいることになるので、足元をみた査定額が提示しにくくなり、結果的に高く売れるのです。












各一括査定の参加業者数
- カーセンサー:1,000社以上
- ズバット車買取:200社以上
- カービュー:300社以上
- ナビクル:100社以上
車一括査定のオススメについては下記記事でさらに詳しく解説しています


まとめ
- ローンが残っていても買い替えはできるが、あまりオススメではない
- ローンの残債がなくならないのであれば買い替えは控えた方がいい
- ディーラーの下取り査定だけではなく車買取業者による買取査定を受ける
- 複数の車買取業者による査定をすると高い買取額が期待できる
- 車一括査定「カーセンサー」を使えば簡単に複数業者に依頼できる