1. お車ユーザーの豆知識

車の鍵を紛失した際の4つの解決方法を紹介。紛失を防ぐ対策も解説

車の鍵を紛失した際の4つの解決方法

自身の車の鍵を紛失した場合、鍵の作成や警察への届け出など早急な対処が必要です。本記事では車の鍵を紛失して困っている方向けに、確認点や解決方法、対策を紹介します。

誰にでも起こりうる鍵の紛失に対応できるよう、正しい知識を得ておきましょう。

車の鍵を紛失した際に確認すべき3つのポイント

「車の鍵が見当たらない」「思い浮かぶ場所を探したのに発見できない」など車の鍵を紛失した際は、パニックに陥ってしまいがちです。しかし、解決するための方法はいくつかあります。 ここでは、鍵を失くした場合に確認すべきポイントを「最後に車の鍵を見たシーンを思い出す」「子どもやペットが触れていないか確認する」「インロックをしていないか確認する」の3つに分けて解説します。まずは、自分の身の回りや車内を焦らず探していきましょう。

1.最後に車の鍵を見たシーンを思い出す

車の鍵を無くした場合、まずは最後に車の鍵を使用した、見たシーンを思い出してみましょう。車の鍵を無くした際は「車の鍵がない」と焦り、すぐにロードサービスなどに連絡しがちです。 しかし、実際には「意外な場所から鍵が出てきた」「無意識にどこかに置いていた」など、すぐに見つかるケースは少なくありません。

一旦落ち着いて、車の鍵を最後に使った・見たシーンを思い出してみてください。鍵がないと気が付いた時点までの記憶をたどり、そこまで巻き戻しのように行動してみると車の鍵が見つかるかもしれません。

「ここには置かないだろう」と決めつけず、一つひとつの行動を振り返りながら探すことが重要です。

個人的には「車を降りたすぐのところに落としていた」「スマートキーを運転席座席の下に落としていた」「洗濯機の上においていた」などの例があります。

2.子どもやペットが触れていないか確認する

子どもやペットが車の鍵に触れていないかも確認しましょう。さまざまなことに興味を持つ子供が悪気なく鍵を使って遊び、そのまま忘れているケースも考えられます。また、ペットを飼っている場合はおもちゃと認識してどこかに持っていってしまっていることもあるでしょう。

おもちゃ箱やペットがいつも自分のものを隠している場所など、自分では考えられないところから車の鍵が見つかるケースも少なくありません。子どもがいる人やペットを飼っている人は、併せて確認してみてください。

3.インロックをしていないか確認する

インロックやインキーは「キーの閉じ込み」と言われ、ロードサービス出動件数の中で多くを占めるトラブルです。最近の主流であるスマートキーの場合でも、自動ロックが掛かってしまうケースもあります。

通常は車内にスマートキーがあるとロックはかからないはずですが、電池が消耗していた、人体から離れたことで感度が下がっていたという理由から電波遮断された場合、キーが社外にあると誤判断し、ロックがかかってしまうことがあるそうです。

スマートキーはキーをささなくてもエンジンがかかるため、一般的な鍵よりも車内に置き忘れがちです。気を付けましょう。

他にも乳幼児であれば非常に危険な事態になりうる、「車内の子どもが鍵で遊んでしまい、ロックが掛かってしまった」などの可能性もありそうです。

車の鍵を紛失した際は車内を見回し、インロックをしていないか確認しましょう。

車の鍵を紛失した際の解決方法は4つ

車の鍵を紛失した際、解決方法は主に4つが挙げられます。ここでは、「ロードサービスを利用」「ディーラーに連絡」「鍵の専門業者に依頼」「スペアキーを利用」に分けてそれぞれの利用方法の違いや注意点、費用に関することを解説します。

いずれの方法を利用する場合も慌てずに現状確認し、時間や費用が掛からない方法を選択しましょう。

1.ロードサービスを利用

鍵を紛失した際は、ロードサービスの利用が真っ先に思い浮かぶ方も多いでしょう。自動車保険のオプションやJAFに加入している人は、利用を検討してみてください。

JAFの会員・自動車保険のオプションに加入している人は無料で対応してもらえますが、それ以外の場合は有料です。JAFの非会員を例に挙げると「12,880円」、20時以降は「14,940円」の費用が発生します。

また、ロードサービスは「鍵開け」のみに対応してくれます。鍵の作成に関する対応は対象外となるため、車内に鍵がある場合以外は有効な手段といえません。

2.ディーラーに連絡

車を購入したディーラーも鍵開け・鍵作成の対応をしてくれます。しかし、ディーラーの場合は鍵開け・鍵作成のいずれを依頼しても時間が必要です。

鍵の種類によっては数週間から1ヶ月以上かかることもあります。また、他の解決方法と比較した場合に、より安心な分、ディーラーに依頼すると高額な費用を必要とする場合がほとんどです。

例えば、イモビライザー搭載のスマートキーを作成依頼した場合、10万円以上を要することもあります。専門の鍵屋さんに依頼するともう少しリーズナブルに対応してもらえるので、費用と時間を掛けたくない場合はディーラー以外の解決方法を選びましょう。

3.鍵の専門業者に依頼

鍵の専門業者に依頼するメリットは安価かつ対応が早い点です。鍵の専門業者は全国にネットワークがあり、問い合わせると最寄りの提携業者が現場へ駆けつけてくれます。

また、鍵開けやスペアキーの作成を専門としているため、他の解決方法と比較して費用を抑えられます。ただし、注意点としては問い合わせをしてから業者が到着するまでに解決した場合、当然キャンセル料が発生するケースがあります。

専門業者に問い合わせする前に、鍵が身の回りにないかよく確認しましょう。

またイモビライザーキーなどの場合は業者によっては対応できない場合もあります。

4.スペアキーを利用

車を購入した際、付属しているスペアキーを利用すれば、紛失・インロックともに簡単に対処できます。決して一緒に車内に置いておかず、ほかのスペアキーとともに普段からしっかり保管場所を決めておきましょう。

ディーラーや鍵の業者に依頼する前に確認すべき3つのポイント

鍵が見つからない場合、ディーラーや鍵の専門業者に依頼する前に確認すべき3つのポイントを押さえておきましょう。ここでは「車種・年式」「紛失した鍵の種類」「免許証と車検証」に分けて解説します。

それぞれ、依頼前に確認しなければならない理由や鍵の種類ごとに異なる作成費用の相場をあわせてチェックしてみてください。

1.車種や年式

所有している車のメーカーや年式ごとに作業手順が異なるため、依頼前に確認しましょう。確認すべきポイントは次のとおりです。

  • 車のメーカー
  • 現在の停車位置
  • 車の状態
  • 鍵の種類

また、以下の2点についてもわかる範囲で確認しておきましょう。

  • 車の年式(初度登録年月)
  • グレード(型式指定番号)

メーカーや年式によって、鍵開け・スペアキー作成費用は変動します。詳細な金額や見積もりの内訳は、問い合わせた際に確認しましょう。

2.紛失した鍵の種類

紛失した鍵の種類によって費用・作業工程が異なります。以下に例を挙げて解説しますので、チェックしてみてください。

【ウェーブキー(一般的な鍵)】

ドアの解錠・エンジン始動する際、差し込みが必要な鍵です。費用の相場は「10,000~20,000円」。

【キーレスキー(リモコン付きの鍵)】

リモコンタッチでドアロックの施錠・解錠でき、エンジン始動時には差し込みが必要な鍵です。費用の相場は「20,000~50,000円」。

【スマートキー(非接触型の鍵)】

ドアの施錠・解錠からエンジン始動までワイヤレス電波で行うため、エンジン始動時も差し込みが不要な鍵です。費用の相場は「20,000~50,000円」。

【イモビライザーキー(防犯機能内蔵)】

キーに記憶されているIDと車のIDを照合して一致した場合のみエンジン始動できる鍵です。費用の相場はメーカー・車種によって大きく異なりますので、問い合わせの際は必ず確認しましょう。

イモビライザーキーの場合はキーナンバーが必要

イモビライザーキーを作成するには「キーナンバー」が必要です。ディーラーに再発行を依頼する場合、識別番号(キーナンバー)を把握しなければなりません。識別番号は納車時に渡された書類、もしくはアルミプレートに記載があります。 書類などを紛失した場合は、キーシリンダ内にある番号を読み取らなければならず、工程が増えた分の割増料金を加算されるケースがほとんどです。

防犯性が高い分、スマートキーやイモビライザーキーを作成する際は、他の種類と比較すると高額な費用が掛かります。メーカー・車種によっては10万円以上必要な場合もあるため注意が必要です。

3.免許証と車検証

鍵開けや鍵作成を依頼する場合、免許証と車検証を提示しなければなりません。もちろん理由は、盗難などの犯罪防止するためです。車検証には車の情報が事細かに書かれています。しかし、所有者情報は氏名や住所しかわかりません。 そのため、車上荒らしなどが車検証のみで鍵作成できてしまうと、盗難につながるリスクが極めて高くなります。運転免許証と併せて提示することによって、氏名・住所はもちろん、本人の顔写真も確認できるので、車検証の記載事項と合わせれば車の所有者か判別可能です。 犯罪予防の観点で重要なこと部分であり、鍵開け・鍵作成依頼の前には免許証と車検証をそろえて業者に提示しなければなりません。

車の鍵の紛失を防ぐための対策は3つ

車の鍵を紛失しないための主な対策は、「車の鍵の置き場所を決める」「スペアキーをあらかじめ用意しておく」「紛失防止タグを活用する」の3つです。

車の鍵を失くす前にしっかりと対策しておき、「鍵を失くさない」ことがもっとも大切なことといえます。車の鍵に限らず、「ものをよく探している」という人はぜひチェックしてみてください。

1.車の鍵を置く場所を決める

車の鍵を置く場所をあらかじめ決めることは、紛失に対する有効な対策の1つです。車の鍵に限らず、紛失しないためには置き場所を決めておくようにしましょう。

テーブルの小物入れや通勤に使っているカバンに仕舞うほか、キーボックスを用意するなど、日常から鍵を管理する習慣が大切です。特に子どもやペットがいる家庭の場合は、手の届かないところに収納場所を設けることで、想定外の紛失を防げます。

2.スペアキーをあらかじめ用意しておく

スペアキーをあらかじめ用意しておくことも有効です。もしも、紛失してしまったとしてもスペアキーを用意しておけばインロックの解消やエンジン始動に役立ちます。その際、保管場所もしっかり把握するようにしましょう。

購入時に付属しているスペアキー以外にも、ウェーブキーであればホームセンターなどでも作成可能です。リモコンキーやスマートキーなどの特殊な鍵は、ディーラーへ作成依頼しましょう。

3.紛失防止タグを活用する

紛失防止タグを活用すると、車の鍵の紛失時に役立ちます。紛失防止タグとは、持ち主とタグが一定以上の離れた場合、スマホなどに警告音を鳴らして知らせてくれる仕組みの便利アイテムです。

紛失を事前に避けるためにも、鍵やキーケースにタグ付けしておくことをおすすめします。以下ではキーファインダーの機能を紹介しますので、参考にしてみてください。

機能1.GPSによる追跡

GPSによる追跡が可能な紛失防止タグは、鍵などを紛失した場所がわかる機能や手元にあるか確認できる機能を備えています。また、クラウド上でタグを追跡して失くしたものを探せる「トラッキング機能」が実装されているものもあります。

これまでに車の鍵だけでなく、家の鍵や財布などを失くした経験がある人も、ぜひ導入を検討してみてください。

機能2.スマホへの通知

スマホと連携して通知してくれる紛失防止タグの場合、スマホからタグに対して通知をするだけでなく、タグからスマホへも通知させることが可能です。 また、同じ種類の紛失防止タグを持っている人同士の「コミュニティ機能」がある仕様の場合は、他のユーザーが失くしたものの側を通った際にスマホへ通知することもできます。

機能3.警告音による通知

大きな警告音で通知してくれるタイプの紛失防止タグも、鍵を紛失しそうになった経験がある人におすすめです。付属のキーリングまたは粘着テープでタグを取り付けて使用します。

鍵が見当たらない場合に送信機のボタンを押すと受信機が反応し、大音量で通知してくれるものです。また、LEDライトの点滅するタイプもあり、光によってタグの位置を特定できます。

車の鍵を紛失したら警察に「遺失届」を提出

車の鍵を紛失したら警察に「遺失届」を提出しましょう。ディーラーや鍵の専門業者に依頼し、トラブルを解決した後でも問題ありません。近くの警察署、もしくは交番に行って「遺失届」を提出しておくと鍵を発見できるケースがあります。 都道府県警察では遺失物を公表しているWebサイトのページが設置されており、警察に届けられた落し物・忘れ物を検索可能です。まずは自分が住んでいる都道府県の警察Webサイトをチェックしてみましょう。

鍵の作成費用次第では廃車も検討しよう

日頃から鍵の保管場所を決めることや失くさないための習慣を意識して、鍵の管理を徹底しましょう。普段から「ものをよく失くしてしまう」という人は紛失防止タグを活用し、鍵が見当たらなくてもすぐに見つけられるように対策することをおすすめします。

とはいえ、鍵の紛失を完璧に防止するのは難しいのも事実です。紛失してしまった場合は鍵の再作成が必要になります。ただし、鍵の種類によっては想定外の費用が必要になるケースも少なくありません。

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